鼻詰なので、解消したい
Q. 常に鼻詰なので、解消して鼻呼吸にしたい |
A.鼻呼吸にするには先ず、鼻が通ることが大前提になります。中には、鼻は通っていても唇だけが開く口呼吸の方もます。通常鼻は、空気が通っていれば血行が良く鬱血せず、スムースに鼻呼吸ができます。本来空気が通るべきところが空気が通らないと、血行不良で鬱血し鼻詰まりになります。軽度の鼻詰まりの場合は、強引に鼻から空気を入れることで、血行がよくなり鼻詰まりが解消します。体温が上がっている入浴時などにお試しください。常に鼻詰まりとのことですが、アレルギー性鼻炎でしたらノーズリフトをお勧めします。ノーズリフトを使用した状態が次のようにするとできます。親指と人差し指で、鼻の穴の中央をつまみ持ち上げる。ノーズリフト装着状態に近くなりますのでこれで口を閉じて苦しくなければ、ノーズリフトの使用をお勧めします。 |
現在気管切開している場合は、何呼吸になるのでしょうか。
Q. 気管切開をしていますが、これは何呼吸でしょうか。口呼吸、鼻呼吸どちらとも言えないものでしょうか。声門下狭窄で気管切開をしており、口・鼻ともにわずかですが交通はあります。 |
A.口呼吸と鼻呼吸のそれぞれの特徴からすると、おっしゃるようにどちらとも言えないと思います。 空気と食べ物の道が交差するところが喉の扁桃部です。気管切開はその下ですから、この場合は、食べ物で汚れた扁桃部を通らず行われる呼吸のため、鼻呼吸よりも血中にばい菌は入りにくくなり鼻呼吸より勝ります。 然しながら気管切開による呼吸は、副鼻腔を空気が通らないため、鼻呼吸の最大の特徴の加温・加湿・除菌が行われず鼻呼吸より劣ります。このために、レスピレーターには加温・加湿・除菌の装置があるわけです。 おっしゃるように、気管切開をしている場合は、両方の特徴を持っているのでどちらとも言えません。 |
横向き寝がいびきの原因になる理由について
Q. いびきをかくので、その防止のため長年、横向きで寝ています。西原先生はいびきの原因の1つが横向き寝とのことですが、その理由は何でしょうか。 |
A. いびきは、口からの空気の出入り(口呼吸)によって軟口蓋などが震える音です。横向き寝は、下にしている鼻の鼻腔内の血管が鬱血して詰まります。詰まると苦しく必ず口が開き(口呼吸)いびきになります。鼻呼吸で就寝すれば、軟口蓋は震えないためいびきは防止されます。また、睡眠中の口呼吸は、口の中の陰圧が解除されるため、舌根が落ち込み気道を塞いで無呼吸症の原因にもなります。 |
西原先生の知覚過敏の歯の処置について
Q. 知覚過敏で歯科医院に通っています。 ブラッシング指導とともに、炎症を起こしている神経をさらに刺激して痛くならないように、知覚過敏のある歯は避けて噛むように指導されました。並行して治療をしていくうちに、噛めるようになるとのことで、現在、片噛みを続けています。効果がない場合、最終的には神経を抜くということらしいです。 西原先生は、片噛みは良くないとのことですが、先生の知覚過敏の治療法はどんなものでしょうか? |
A. 一般的な知覚過敏の歯の処置は以下のようになります。 イオン導入法によりフッ素イオン等を何回も導入することによって、過敏症の治療を行います。 これで治るため、神経は取りません。歯の表面の象牙質に埋入されている神経終末は、通常は石灰化されているために鈍感になっています。しかしながら、酸味の強い柑橘類や梅干しなどを食べるとわずかに脱灰されます。そこに冷水や歯ブラシ、金属等が触れるだけでピリピリしたりキーンとします。これが知覚過敏で、歯髄の中に炎症があるわけではありません。従って知覚過敏の歯を避けて噛むことはありません。 イオン導入による治療と酸味の強い柑橘類や梅干し、酢酸等をさける食事指導、再石灰化を促す歯磨き剤の使用等で改善をはかります。酸等をさける食事指導、再石灰化を促す歯磨き剤の使用等で改善をはかります。 |
横隔膜呼吸とは
Q. 横隔膜呼吸とは |
A. 外呼吸では、先ず空気を充分に取り込まなくてはいけません。空気が入るのは肺で、肺を充分膨らませるには胸骨を開く必要があります。胸骨は、解剖学的に横隔膜を引き上げると開きます。その結果、横隔膜呼吸は一般の腹式呼吸の酸素の摂取量より格段に多くなります。一般の腹式呼吸はお腹を膨らませるのみで、胸骨は開きません。胸骨が開かなければ充分な吸気は得られません。横隔膜呼吸は吸気が増す呼吸法です。また横隔膜呼吸は、横隔膜を吊り上げることによる腹腔のポンプ作用で、門脈に酸素が充分入る呼吸法です。つまり、大動脈から腸を通って栄養をたくさん吸収した静脈つまり、肝臓の関所を通って心臓に入る門脈に酸素が充分に入る呼吸法なのです。 |
いびき、無呼吸症について
Q. 横向き寝が口呼吸の原因になる理由といびき、無呼吸症 |
A. 横向きに寝ると、鼻腔内の血管が鬱血して下にしている鼻が詰まってしまいます。詰まると苦しく必ず口が開きます。横向き寝でいびきは小さくなったり、無くなったりするかもしれませんが、口呼吸になります。睡眠中の口呼吸は、口腔内の陰圧が解除されるため、舌根が気道を塞いで無呼吸症の原因にもなります。 いびきは、口からの空気の出入りに従って軟口蓋などが震える音です。真っ直ぐ上向き寝で舌根が喉に落ち込まないように低い枕を使用し、鼻呼吸で寝るといびきは改善されます。 通常いびきは、口からの空気の出入りに従って軟口蓋が震えて音がします。鼻呼吸にするといびきは解消されますが、鼻呼吸を行うために鼻の通りを確保しなければなりません。最近は鼻づまりや、鼻孔が小さいため、どうしても鼻呼吸ができないというご相談が多くなっています。 |
ポワゼーユの法則とは
Q. ポワゼーユの法則とは |
A. 工学用語で、「管の中を流れる気体や液体の流量は、管の径の4乗に比例して増える」と云う法則です。鼻の場合も、鼻孔を拡大することで酸素の摂取量が増えます。 |
ガム療法について
Q. 顔の左右非対称が気になり、インターネットでいろいろ調べていて先生の評判を聞き『2週間で美人になる本』を購入して読んでみました。 とてもわかりやすい内容で、参考になり特に片側噛みが歪みにつながることを知り私も今まで右側だけで噛んできたため右目が小さくなってしまったことに当てはまったので、「ガム療法」を始めたのですが一つだけ気になったことがあります。それは引き締まってないほうで噛むとそちら側も引き締まってしまい両側の目が細くつり上がった状態になるのではないかということです。それとも左右均等に適度に引き締まって行くのでしょうか? |
A. ガム療法は、筋肉や骨は使うと密度が高くなるという法則に則り、使用していない側をトレーニングにより、左右均衡にすることを目的としています。これで通常は顔の歪みが矯正できます。左右が均衡になると、両側で正しく噛むとにより、引き締まった状態が保てます。ご質問の「両側の目が細くつり上がった状態になるのではないか」ですが、正しくガム療法が行われていればそのようなことはありません。顔の筋肉はすべて連動します。特にねじれ顔というのがありますから、自己診断とトレーニング方法にはご注意ください。 |