西原ワールド アート医研

よくいただく質問

お寄せいただいた質問にお答えします

【離乳食】ボツリヌス症事件と離乳食開始時期の関係は?

アメリカで1976年から1978年にかけて起きた乳児ボツリヌス症事件以来、当地では1歳になるまでは離乳食を与えないのが自明のことになっています。乳児用に発売されていた蜂蜜がボツリヌス菌によって汚染されており、多くの乳児がその菌の出す毒素により発症し死に至ったのです。この事件を契機としてアメリカで研究を行った結果、乳児の腸の特殊性が明らかになりました。赤ちゃんの腸は母乳成分以外、消化能力がほとんどないということと、2歳半頃までは未完成で目の粗いザルのようであることがわかったのです。本来なら腸の壁から吸収されないくらい大きなボツリヌス菌の芽胞までも、赤ちゃんの腸は吸収してしまうわけです。授乳期間中(哺乳類には一定の授乳期間があり、ヒトでは2歳半頃まで)に母乳以外の不適当な物(早期の離乳食など)を与えると、巨大な分子のタンパク質のままパイエル板を通過して、血中の中に入ることが明らかになっています。離乳食をポィズンとして2歳以前には与えないようにというのが研究熱心な小児科医の常識でした。現在スエーデンでも、蜂蜜には注意書きがあると思います。

【歯の清掃】夜中の授乳と歯の清掃について

Q. 母乳育児をしています。夜中に目を覚ましその時に母乳を飲ませます。歯科医師から夜中の授乳は虫歯になるので止めるように言われましたが、どうすればいいでしょうか。
A. 夜中の授乳は問題ないと考えています。虫歯が心配な場合は、適当な大きさに切ったガーゼかタオルを濡らし、清潔な容器に入れて置いて、指に巻き歯を拭きます。その容器を枕元にでも置いておくといいですね。

 

【妊娠】第二子が欲しい

Q. 母乳育児を行っています。第二子が欲しいのですが、授乳中は生理が来ないようです。母乳育児をしながら、生理がくるようなアドバイスをお願いします。
A. 通常、授乳中は黄体ホルモンが分泌され、その黄体ホルモンは排卵を抑制するために生理は来ません。しかしながら、生殖行動を頻繁にとると黄体ホルモンが抑制され排卵があることがあり、妊娠につながります。年子の場合はこういったケースが多いようです。また、母乳育児がベストですが、お子さんの月齢によっては乳児用ミルクを補うことで、母乳の量を減らせば、生理再開につながります。
哺乳動物は育児中(授乳中)には妊娠をしませんが、ヒトの場合は生殖行動や母乳量の調整で妊娠が可能になります。

 

【美呼吸グッズ】ノーズリフト18Kについて

Q. 幼児のノーズリフト18Kの使用について
A. 幼児のノーズリフト使用については、着脱にお母様の手が掛かるため、喘息など治療目的でない限りおしゃぶりをお薦めします。口閉じのトレーニングには大変有効です。口呼吸は万病の元であるばかりでなく、成長とともに弊害も大きくなり、直すのも困難になります。横向き寝とうつ伏せ寝は下側の鼻が鬱血のため詰まり、かならず口が開きます。また、横向き寝、うつ伏せ寝は顔が変形したり、体が曲がったりしますから、上向き寝を実行して下さい。

【体温】体温の確保と循環

Q. 体温の確保と循環について
A. 大人も子供も低体温の場合の共通点は、寒い格好と衣類のゴムがきついことです。特に赤ちゃんのオムツやパンツ、ズボンはゴム等がきつすぎて循環不良をおこし、体温の低下の原因となっています。

 

【容貌】ポカン顔

Q. お子様のポカン顔について
A. 「赤ちゃん相談室」において、「鼻づまりのためいつもポカンと口を開けた子になり、夜は益々鼻づまりがひどく眠れず、いつも風邪を引いているよう」というご相談が増えています。
このようなお子さんに共通することは、冷たいもの、特にアイスクリームが大好きで、いつも腸が冷えており、足はいつもべったりと冷たいのです。高等動物の場合、内臓と皮膚は交感神経でつながっており、発生学的に鼻は内臓に由来します。体が冷えると鼻づまりになりますので体を暖かく保つことをお勧めいたします。大人の場合、運動後など体が暖かいとき以外はいつも鼻がつまっているというケースもあります。お子さんの場合、冷たい食べ物を避け、体を暖かく保つことをお勧めします。ダウンふわふわ枕は横向きにならないので鼻づまりの解消に有効です。

【おしゃぶり】すきっ歯になりますか?

Q. おしゃぶりをするとすきっ歯になりますか?
A. 乳歯のうちはすきっ歯にならなければいけないのです。
赤ちゃんの歯は2歳半で生えそろいます。でもまだ噛む為の歯ではなくて、お乳を吸うための歯です。この時おしゃぶりをくわえて、せっせと吸てつ運動を習得すると、赤ちゃんは初めて噛む力つまり咀嚼の仕方を身につけることが出来るのです。この時はまだお乳しか吸いませんから、上、下とも歯型は少し開咬になり歯と歯は互いに隙間が開いてきます。この隙間が充分ないと永久歯は乳歯の2倍の大きさ(前歯)ですからきれいにならばなくなります。

 

【おしゃぶり】不正咬合になりますか?

Q.おしゃぶりをすると不正咬合になりますか?
A. おしゃぶりを4、5歳迄使うと2歳半の時の開咬は治ります。
ただし、正しい上向きの寝相をしないと、うつ伏せ寝や横向き寝ではいくらおしゃぶりをしても歯型は台無しになります。おしゃぶりを2歳頃に取り上げると、上下の開咬のまま、この間に舌を押し当てて塞ぐ癖がついてしまうと、この子は不正咬合になって一生涯顔の形で苦労するとともに口呼吸病つまり今の医者に治せない免疫病となって一生を棒に振ることになります。

【おしゃぶり】おしゃぶりを嫌がる

Q. おしゃぶりを嫌がります。

A. 両親が一緒にやればすぐに欲しがります。

ただし、親のものを与えてはいけません。虫歯菌と歯周病菌がうつってしまいますから、きちんと分けておきましょう。

【おしゃぶり】よだれが多くなった

Q. おしゃぶりをしたとたんよだれが多くなりました。

A. よだれは唾液で免疫物質ですから、全く問題はありません。

どんどん出して嚥下すれば、鼻と耳(共に外呼吸器)が活発になり鼻炎・中耳炎・膀胱炎・肺炎とは無縁の子になります。ただし、「離乳食を2歳半迄に与えたら、その限りにあらず」です。手や足を冷やしただけで、離乳食で大腸菌だらけになった腸の黴菌が血中に吸収されるからです。

 

【おしゃぶり】口で呼吸をしてしまう

Q. おしゃぶりをしているのに、口で呼吸をしてしまいます。

1歳6ヶ月の息子は、おしゃぶりをしているのに、口で呼吸をしてしまいます。いつもというわけではありませんが、起きている時はほとんど口呼吸をしています。歯でおしゃぶりを噛んでいて、クチュクチュと動かしません。一体どうすればいいでしょうか?

A. 鼻は充分に通っていますか?おしゃぶりをするには、まず鼻で呼吸ができなければいけません。

鼻がはななどで詰まっている場合は、充分に吸入などで取り除いて下さい。鼻が通れば、嫌がっても、うまずたゆまずおしゃぶりをくわえさせることを試みるほかありません。
アメリカにはおしゃぶり人形(おしゃぶりを外すと泣くおもちゃ)が売っています。子供は通常喜んで真似をします。また、お母さんがくわえて見せるのも大変効果的です。その場、歯周病菌、虫歯菌などが移る恐れがあるので、おしゃぶりを共有してはいけません。

 

【おしゃぶり】言葉が遅れると言われる

Q. おしゃぶりをしていると言葉が遅れると保健婦さんから言われます。?
A. 全く逆で使わないと話せなくなります。アメリカ人は4、5歳迄使っているので大丈夫です。人だけが脳の運動野の地図に舌運動部が存在します。これは母乳の乳首やおしゃぶりを使って発達させないと、舌運動と咬み方がわからないうすのろの子になるのです。私の診察した患者さんで2-3歳から25歳頃迄の10人くらいのしゃべれない方がいますが、皆ひどい口呼吸で、全員おしゃぶりを一切使わないで人工栄養で、しかも哺乳ビンの乳首の孔をよかれと思って大きくして、吸わないでも流れるようにして育った子です。20歳過ぎて噛むことを知らず丸呑みの子がほとんどです。

 

【おしゃぶり】止めさせなさいと指導された

Q. 保健師さんからおしゃぶりをすぐに止めさせなさいと指導されました。

西原式育児方で、息子を育ててきました。「鼻呼吸」の大事さも踏まえて、「おしゃぶり」無しではいられないわが子です。しかし先日、1歳6ヶ月検診に行きましたら、歯科検診もあり、不正咬合で「要注意」と言われました。いわゆる「出っ歯」になっているとのことでした。そして即座に、「おしゃぶり」のせいですから、早急に「おしゃぶり」をやめさせなさいと指導されました。息子より半年早く生まれた妹の息子もやはり1歳6ヶ月検診のときに同じことを言われたそうです。遅くとも3歳までにやめさせないと、矯正に多額のお金がかかりますよ!と保健師さんからも説明を受けました。

A. 開咬は、2歳半頃になり幼児食の純白米のおかゆと根菜類を中心とした煮た野菜を食べ始める時に、口唇を閉ざして30回咀嚼させていくうちにたいていは自然に治ります。

大変良くあるご質問です。歯科の検診の先生や保健婦さんは、この検診の一時期のみで判断されます。正しく鼻呼吸が身についていれば、口がきちっと閉じており、それに沿って永久歯はきれいな歯並びで生えてきます。口呼吸の子供はいつもぽかんと口が開いているわけですから、その開いた口に沿って生えてきます。いわゆる出っ歯、反っ歯です。また、乳歯の開咬は一過性ですが、生涯にわたり口呼吸による弊害の方が大きいでしょう。この時期はおしゃぶりを用いて、鼻呼吸の習慣を付けることが大切です。一度身に付いた口呼吸は、成長とともに直すのが難しく、また弊害も大きくなります。

【おしゃぶり】歯並びが悪くなる?

Q. おしゃぶりをすると歯並びが悪くなるとか出歯になると歯医者さんに言われます。

A. おしゃぶりによって鼻呼吸が正しく習得されていれば、永久歯はきれいに生えてきます。

赤ちゃんによっては、開咬といって上の歯と下の歯の間に隙間が開くことがあります。
おしゃぶりの使用は、鼻呼吸の習慣付けとともに、咬む力も発達させます。2歳半になって幼児食の純白米のおかゆと煮た野菜を食べ始める時に、口唇を閉ざして30回咀嚼させていくうちにたいていは自然に治ってしまいます。これも親がお手本を示さないと子は咀嚼できなくなります。少し開咬が続いてもおしゃぶりをして上向き寝にダウンふわふわ枕で正しく眠れば、頭の型も良くなり歯型もほぼ理想的な弧を描き、5-6歳で生え変わる時に完璧に治ります。口呼吸が身についていると開いた口の通りに永久歯が生えてきます。口呼吸ですから食事もクチャクチャと食べます。食べ物は、口の中が陰圧にならないと飲み込めませんから、舌先を上の歯の付け根にあて飲み込みます。食べ物を食べるたびに舌先で上の歯を押すわけですから、時間とともに歯が開いてきます。歯科矯正が20から80グラムで行われていることからも分かるように歯は横からの力には大変弱いのです。

また、おしゃぶりを使わず、横向き寝・うつぶせ寝では重い頭が赤ちゃんのヘナヘナの軟らかい顎骨の歯に作用すると、歯型が簡単につぶれて歪み、生え変わる頃にはひどいことになります。中学・高校の頃になれば、100万円かかる歯列矯正が必要となります。ついでに脊椎も腰骨も曲がってしまいます。 2、3歳でしたら両親がおしゃぶりをくわえれば、その場で使うようになります。いやがってもダウンふわふわ枕の上に上向きに寝かせて、揺りかごのように「楽ちん楽ちん」といって両側から揺すれば、すぐに上向き寝になります。揺りかごとおんぶとだっこを廃止して、寒い西洋服にしたために寝相もでたらめになってしまったのです。寝ながら、おしゃぶりを前後に揺すって動かすと、蠕動運動をしてすぐに吸いつくようになります。

 

【おしゃぶり】人の目が気になります。

Q. 世間の目、近所の人の目が気になります。

A.世間の人のご機嫌を取って、自分の子の一生を台無しにしても良いかどうかを考える事です。

欧米先進国は、40年前に科学的におしゃぶりの重要性を解明し、ヒトの赤ちゃんの体の特徴をよく理解している医学者の正しい指導のもとに哺乳動物の赤ちゃんが、誇りを持っておしゃぶりを使うように指導しています。

 

【おしゃぶり】小児科医よりおしゃぶりについての質問

Q. 小児科医よりおしゃぶりについての質問です。

日本小児科学会雑誌の本年度6月号の780ページに「おしゃぶりについての考え方」という論評がでています。これによると、おしゃぶりはできれば使用しない方がいいが(咬合に影響するとのこと)、使用する場合でも2歳半までに限るとしています。これは小児歯科医との協議の結果だとのことです。これを先生はどうお考えですか?

A. おしゃぶりというのは鼻呼吸を習慣づけさせるために非常に重要なものです。

日本の小児歯科のおしゃぶりに対する考え方は、ほぼ60年前のアメリカの医者の考えに基づいているものです。今から55年ぐらい前にミュンヘン大学の研究でおしゃぶりがいかに重要であるかということを発表いたしました。これは当時敗戦後のドイツで、今の日本人のように口呼吸、ポカン顔、猫背、脊柱側弯が大量に発生してこれに対してどうしたら対応できるか考えた結果、アフリカ人のように当時4,5歳まで母乳のみで育てればこのようなことが起きなくなるということが解ったわけです。もとより敗戦国のドイツで4,5歳迄母乳を飲ませることは不可能であるので、ヌーク社に具合の良いおしゃぶりを作らせて、これを4,5歳まで使わせれば戦前のドイツ人のようにきちっとした容姿・容貌になるということが明らかになりました。これに基づいて具合の良いおしゃぶりを作り、これを発表したところ戦勝国のアメリカ、その他の先進国が100%導入いたしました。それで今、ほぼ文明国はおしゃぶりを3,4歳~4,5歳まで使うようになっています。これを導入しなかった国が文明国では、日本とフランスだけです。そして口呼吸で起こる最も有名な病気がIgA腎症ですが、世界一多いのが日本で、二番目がフランスです。もとより喘息、リュウマチ、小児リュウマチ、脳炎その他みな口呼吸が原因です。そして二歳半までに取り上げますと開咬した状態でかえって逆効果で、口呼吸が定着してしまいます。あくまでも3,4~4,5歳までです。そして今、私どもでは開咬しないオープンバイトにならないおしゃぶりを開発しております。オープンバイトになるおしゃぶりでも3,4歳まで使えば鼻呼吸が習得されてきちっと噛み合わせが閉じてきます。そして歯と歯の隣同士の間が十二分に発達して開いてきます。日本ではこういうことを実際にやらないで、60年前のアメリカの迷信をかたくなに踏襲しております。
哺乳動物は授乳期間が種によって一定しています。ヒトは最も早くて2歳半最も遅くて5歳迄が授乳期間です。ヒトの子も哺乳動物の誇りを持っておしゃぶりを5歳迄使うべきです。8歳から10歳くらいで口呼吸で様々な免疫病や顔のつぶれた患者が来ますが、新型のおしゃぶりを与えるといつまでも静かにしゃぶっています。乳児期にしそこなったことを取り戻しているようです。

【発育】栄養不足になりませんか?

Q. 1歳過ぎまで母乳やミルクのみだと、栄養不足になりませんか?

A. 母乳のみでも、栄養面は全く心配いりません。

ただし、お母さんが十分に鉄分の含まれる食事をとり、その栄養が含まれた母乳からたくさんのミネラル、鉄分、ビタミンをとることが、赤ちゃんの腸の吸収にとって最もよいやり方なのです。
 動物学的にいうと、4歳ぐらいまでは母乳のみでかまわないのです。人間に近い類人猿のオラウータンやゴリラは、2歳まで母乳のみで健康に育ちます。彼らの成長の速さは人間の倍ですから、ゴリラの2歳は人間でいうと4歳。ですから、本来4歳頃までは母乳のみで栄養面は問題がありません。
 ただ、ずっと母乳のみだと、赤ちゃんが貯えた鉄分が不足するという理由から鉄分補強の人工乳や離乳食を与える必要があると一般には言われています。たしかに、鉄はヒトの体の中でわずかな量しか必要ありませんが、なくてはならないものです。体の中の鉄分の多くは赤血球の中に含まれていて、ヒトの赤血球は老化して分解されます。しかし、分解された鉄分は新しく生まれた赤血球にそのまま利用されますし、その他の鉄分の多くも再利用されますから、体内の鉄分はリサイクルされて使われそれほど多くを補給する必要はありません。
 さらに、乳児初期に多めの鉄分を与えることは、母乳中に含まれるラクトフェリンの抗菌活性を阻害し体の抵抗力を弱める危険さえあり、鉄分は与えればいいというものではないのです。
 また、鉄分補給のため牛乳を与えるのが良いといわれていますが、赤ちゃんに生の牛乳を与えると、含まれている鉄分が少ないだけでなく、牛乳が腸管を刺激して体内の鉄分は少しずつ減ってゆきます。この習慣が続くと、相当量の鉄分がなくなってしまいますから、むしろ牛乳で鉄不足になり、顔色まで悪くなることさえあるのです。

【発育】母乳中心にすると体重が減った

Q. 母乳中心にすると体重が減りました、このままで大丈夫でしょうか?

9ヶ月の娘が7ヶ月のときに卵アレルギーと診断されました。5ヶ月から離乳食を始めていましたが、その後、先生の本を読み、母乳育児に戻しました。夜中の授乳が大変でしたが肌のがさがさが少し治ってきました。便は緑色からいつも黄金色になりました。しかし体重が減り、このままで大丈夫でしょうか。

A. 赤ちゃんにとって母乳に勝るものはありません。この場合にはよい母乳でなくてはいけません。

お母さんが、和食中心の食事で冷たいものを避け、充分によく噛み、鼻呼吸にし、充分な睡眠をとり、ストレスのない、ゆったりとした生活を心がけてください。
体重が減って気になり、母乳が充分でない場合は、乳児用の粉ミルクを足すことをお勧めします(この場合の温度は40から41度を厳守、哺乳瓶の穴が大きすぎないように注意)。9ヶ月は7800g程度を理想としています。肌が冷えるといろいろなトラブルの原因なります。足先をいつも暖かい状態に保ち、おしゃぶりは嫌がってもうまずたゆまず試みると、もう少し肌の症状が改善されると思います。

【発育】母乳のみでは発育が心配

Q. 小柄なので、母乳のみでは発育が心配です。 周囲の人からも離乳食を勧められますが…

A.小柄でも、赤ちゃんが健康なら自信を持って子育てを

6ヶ月を過ぎてもミルクのガブ飲みや離乳食をたくさん食べることにより、体がスリムにならず、そのままどんどん体重が増えた赤ちゃんは肥満になり、体全体を活発に働かせることもできず、運動機能も遅れがちになります。昭和40~50年代に推進された乳児栄養の指導方針は、身長・体重を欧米先進国並みの体格に発育させることのみに目を向けてきました。しかし、母子健康手帳の発育曲線に惑わされることなく、お子さんを健康に育てるためには離乳食を焦らず、1歳過ぎまで母乳中心で育てることが大切だと知ってください。何より重要なのは、お子さんが健康であるということです。ですから、周囲の雑音に影響されることなく、お母さん自身が自信を持って子育てをしていただきたいと思います。

アメリカの育児書の『シアーズ博士夫妻のベビーブック』でも、次のように書かれています。
「母乳育ちの赤ちゃんと粉ミルク育ちの赤ちゃんでは、成長パターンに違いが現れることがありますが、現在使用されている成長グラフは同じものとなっています。」「母乳育ちの子のほとんど全員が、母乳の脂肪分が自然と少なくなる6ヶ月頃から1歳くらいまでに、自然にスリムになっていくものです。母乳育ちの子は、最初の6ヶ月間は肥満傾向にあっても、やがて運動量の増加によって脂肪が燃焼していき、6ヶ月から1歳までの間にスリムになっていきます。」(『シアーズ博士夫妻のベビーブック』より)
「母乳育ち」と「粉ミルク育ち」の赤ちゃんの成長パターンをいっしょにした日本の「母子健康手帳」の乳児身体発育曲線からは、ヒトの赤ちゃん本来の成長パターンを見ることは決してできません。
母乳の赤ちゃんは、6ヶ月頃を境に母乳の脂肪分が少なくなるので、それまでのコロコロ、プクプクした赤ちゃんらしい体型から、しだいにスリムになっていきます。この時期は、ちょうど大脳の働きが活発になる頃でもあります。スリムになって体全体の働きが活発になるからこそ、脳の働きも活発になるのです。

 

【発育】まだ歯が生えてきません。

Q. 8ヶ月でまだ歯が生えてきません。

A. 歯の生える時期と離乳食は関係ありません

歯が生える時期には個人差があり、早い子は5~6ヶ月頃から生えてきますが、遅い子の場合は1歳過ぎてからという場合もあります。しかしこれは体質や遺伝によるもので、離乳食で歯ぐきを使うこととは全く関係ありません。もしかしたら、お父さんやお母さんも赤ちゃんの頃歯の生えるのが遅かったのではありませんか? 歯の生えるのが遅いということは虫歯の心配もないということですから、気にせず母乳中心で離乳食開始を焦らないようにしましょう。

 

【発育】貧血と診断されました。

Q. 貧血と診断されました。

母乳中心の育児を実践していますが、1歳7カ月の子供が病院の検査で貧血と診断され、鉄剤(シロップ)が処方されました。

A. 赤ちゃんは大人のミニ版ではありません。血液検査のデータに惑わされることなく、お子さんの状態から判断してください。データのみを深刻に受け止めることは全くありません。

一般に赤ちゃんの血液は採取しにくく、異常値が出ることがしばしばあります。元気にも拘わらず、異常値が出た場合はそのデータを疑う必要があります。問題となるような貧血があれば、先ず脈拍が極端に増え、欠滞など心臓に障害が出て、顔色不良、虚弱、不機嫌、低体温になります。

赤ちゃんや子供の場合、元気で機嫌がよく、よくお乳を飲み、便は緑便でなく、体が温かく、仰向き寝で、鼻呼吸であれば心配はありません。
しかし最近の小児科医は、検査結果を優先し、所見を無視する傾向にあります。
元気に問題なくお育ちであれば、何もご心配はないでしょう。鉄剤(シロップ)が出たとのことですが、赤ちゃんは充分に吸収しませんから、お母さんが鉄分やミネラルを取ることをお勧めします。
特に鼻呼吸を心がけ、低体温にならないようし、良い お乳を与えることが肝要です。
検診時によくあるケースが、母乳育児であることを告げると、途端に態度を硬化し、血液検査を強要し、少しでもデータが低いと離乳食を強要することです。母乳育児を行っていても、指導のように5か月より離乳食を与え、母乳は一切与えてないと告げると、よく育っていると言われるそうです。

【母乳・ミルク】生理が始まり母乳の出が悪い

Q. 生理が始まると母乳の出が悪いようですが、このまま与えていていいですか?

A. 生理の期間中は母乳の出が悪くなる方もおられるようですが、その場合は少しずつ何回も飲ませるといいでしょう。

一度にたくさん飲ませるより、ちょこちょこ与えるほうが赤ちゃんの腸には負担にならないからです。また、どうしても足りないような場合は、乳児用のミルクを母乳のあとで30cc程度足すか、月齢の高い場合は純白米のおも湯で補うといいでしょう。しかし、ミルクやおも湯を足す場合は、赤ちゃんのうんちがいつも黄金色のいい状態かどうかをよく観察し、赤ちゃんの消化能力を越えないように与えすぎに注意することです。 ミルクは40度を保つよう注意しましょう。

 

【母乳・ミルク】母乳が出ない

Q. 母乳が出ないのでミルクです。 ミルクの与え方で注意することがあったら教えてください

A. ミルクは母乳的飲ませ方をさせましょう

母乳で足りないときは、母乳と乳児用粉ミルクの混合育児にします。その場合、粉ミルクを一度にたくさん(100~150㏄)足してしまうと、その子の消化能力をオーバーしてしまい、不消化の緑便が出てしまうでしょう。赤ちゃんの便の状態を見ながら、ミルクの量がオーバーしないように補うことが大切です。「少量だから消化にいい」と思って、たくさん与え過ぎないことです。ミルクは缶に一回の規定量が書いてあり、そのとおりに一回に180~200㏄も飲ませると、授乳間隔が長くあきます。そのほうがお母さんには都合よく思われますが、一度にたくさん飲ませると、赤ちゃんはうなったりいきんだりしがちです。そして、覚醒している時間がほとんどない状態で眠ってばかりで、目覚めては泣くということを繰り返す。さらに、肛門が赤くただれてかぶれたり、舌の上に真っ白なコケが生え、目やにや鼻水、鼻くそがたまることも多いのです。赤ちゃんの消化能力をオーバーする量のミルクを与えると、便も不消化の緑便になります。
そこで乳児用ミルクを与える場合は、1回に60~100cc程度を1~2時間おきに与えるようにするのがコツです。母乳の場合は、一度に何百㏄も出ませんから、ミルクも母乳と同じように少しずつ頻繁に飲ませるのがいいのです。 ただ、授乳のたびに少量のミルクを調乳するのは大変です。そこで、1日にだいたい600~800㏄くらいまでを限度に、朝まとめて調乳しておき、冷蔵後に入れておきます。そして、授乳のたびに60~100㏄を清潔な哺乳びんに取り分けて、湯せんして温めて与えます。こうすれば、1日にどれくらい飲んだか、すぐにわかりますし、1~2時間おきの授乳ごとに、毎回調乳する手間も省けます。 ミルクのお温度は40度を保ちましょう。特に寒い時期はミルクがすぐに冷めるので温度に注意しましょう。 こういうと「粉ミルクは、飲むたびに新しく作らないと不潔になるのでは?」と心配するお母さんもいるかもしれませんが、ミルクの作り置きがよくないとされたのは、まだ家庭に冷蔵庫がなく、上下水道も完備していなかった時代のことなのです。一度口をつけた飲み残しのミルクをとっておくのは、雑菌が繁殖する可能性があるのでやめますが、清潔な哺乳びんに衛生に気をつけてつくったミルクを、口をつけず授乳のたびに取り分けるのですから、腐敗するなどの心配はありません。

 

【母乳・ミルク】栄養不足になりませんか?

Q. 乳児用ミルクで栄養不足になりませんか?

西原先生は、母乳が出ない場合は1歳過ぎても乳児用粉ミルクを与えるようにとおっしゃっていますが、一般には9ヶ月頃からフォローアップミルクに切り替えたほうがいいと聞きます。

A. 乳児用ミルクのほうが栄養面は優れています。

母乳が出ない場合に乳児用ミルクを勧めているのは、乳児用ミルクはタンパク質がアミノ酸まで細かく分解されてタンパク質の抗原性を消してあるので、吸収されやすくアレルギーを起こしにくいからです。
しかし、フォローアップミルクはタンパク質が細かく分解されていない(ペプチド)ので、アレルギーを起こす心配があり、便も消化不良の緑便になりやすいのです。フォローアップミルクというのは、離乳食が進まない赤ちゃんに、不足しがちな栄養分を補うために作られたミルクです。しかし、本来赤ちゃんは1歳過ぎても母乳や乳児用ミルクだけで栄養は充分足りるのですから、フォローアップミルクは必要ありません。 母乳が出ない場合は、何ヶ月になっても乳児用ミルクを飲ませてください。乳児用ミルクは、生まれて間もない赤ちゃんがグングン育つのに十分な栄養が含まれていますから、栄養不足は心配せずに飲ませていていいのです。

 

【母乳・ミルク】哺乳びんはいつまで?

Q. ミルクを飲ませるのに、哺乳びんはいつまで使っていいですか?

A. 虫歯の心配なら、授乳後に歯を拭けば大丈夫です。

保健所などで、1歳過ぎたら哺乳びんをやめるように指導するのは、歯が生え揃ってくる時期なので、ミルクに含まれる糖分で虫歯の心配が出てくるからです。しかし、授乳後にガーゼで歯を清潔にすれば、虫歯の心配はほとんどありません。ミルクは上の前歯のまわりにたまりやすいので、上の前歯を中心に清潔なガーゼなどでよく拭 くといいでしょう。 なお、哺乳動物はできる限り哺乳びんを使うべきなのです。早い時期からスプーンやコップ、ストローなどを使わせるようにすると、口呼吸の習慣がついてしまい、プラス面はありません。

 

【離乳食】タンパク質はいつ頃から?

Q. 離乳食を開始する際の、進め方や、与えても良い食材を教えてください。
特に、タンパク質はいつ頃から何を与えたらいいですか?

A. 植物性タンパクでは、おかゆなどの主食を少しずつ与えてください。

1歳から1歳半に近くなって離乳食を開始する場合は、純白米のおも湯(玄米は有害因子のアブシジン酸、フィチン酸を含むため白米のおも湯にすること)を1~2さじから始めます。与え方は母乳やミルクを飲ませた後、3~4時間おきくらいに1日5回程度与えてみましょう。お母さんが薄めと思うくらいの塩味をつけてあげると、無味よりもおいしく食べられます。ただ、あくまでもメインは母乳やミルクと考えて、欲しがっても与え過ぎないよう注意が必要です。おもゆをミルクと一緒に、哺乳瓶で与えてもいいですね。1歳半頃からは、にんじんやさつまいも、じゃがいも、大根、かぶなどの根菜類を、スプーンの背中でつぶせるくらいにクタクタに煮たものとそのスープを少しずつ食べさせてみます。ミキサーにかけたり、裏ごしはしません。様子を見ながら量を少しずつ増やし、野菜の種類も増やしていきますが、主食のおかゆより副食の野菜が多くならないように注意してください。たまねぎやかぼちゃは、上記の根菜類よりは少し遅らせたほうがよいようです。また、イモ類でも、サトイモやヤマトイモなどタンパク質分解酵素を含むものは与えません。2歳頃から、ご飯と野菜類を一緒に煮たおじやなどを与えていきます。この頃になったら、タンパク質もお豆腐などから少しずつ加えていってもいいでしょう。納豆は納豆菌のため与えません。そろそろ奥歯も生えそろってきますから、良く噛ませるようにしましょう。月齢に応じて体重が順調に伸びない場合は、離乳食に乳児用ミルクを使った、根菜ミルクスープ、ミルク粥がいいでしょう。
2歳から2歳半頃からの動物性タンパクは、白身魚、鳥のささみ(鳥類)が適しています。牛肉や豚肉は、ヒトと同じ哺乳類のため控えましょう。魚は焼魚ではなく、十分火が通り、焦げたりしない煮魚ですね。もちろん、干物はいけません。
離乳食は分解され、消化・吸収さてはじめて栄養になります。緑便・下痢・便秘の場合は、不消化の便で、赤ちゃんの消化能力をオーバーしています。赤ちゃんにとってお通じは健康のバロメーターです。便の状態をよく見ながら、常に黄色っぽい、大人のように臭くないいい便が出るように、量と内容を考えながら食べさせるようにしましょう。食べ過ぎ・与えすぎに注意し、味も濃くならないようにしましょう。

 

【離乳食】食生活はどうしたらいいですか?

Q. アレルギーの症状は出ていませんが、これから食生活はどうしたらいいですか?

子どもはもうすぐ1歳になるので、離乳食も3回食に進み、たんぱく食品などもすでにいろいろ与えてしまっています

A. 今からでも母乳(ミルク)中心の食生活に切り替えましょう

このようなご質問がとても多く寄せられます。結論から言えば、すでに離乳食が進んでしまったり完了してしまったお子さんでも、お母さんが誤りに気づいた時点ですぐこれまで通りの離乳食や幼児食をやめ、母乳またはミルク中心でご飯を主とした食生活をすることをお勧めします。
腸の働きが大人と同じようになる2歳半頃までは、たんぱく食品を含む離乳食は控え、できれば母乳、母乳が出ない場合は乳児用ミルク中心にして、少量のご飯を与える食生活にすることをお勧めします。
また、甘エビやホタテ、そばなどアナフィラキシーを起こしやすい食物は6歳頃まで与えないようにといっていますが、すでに与えてしまっているときには、今後悪影響が出る可能性は残ります。そこで、すでに甘エビやホタテなどの刺身類やそばなどを食べさせてしまっている場合は、小学校高学年くらいになるまで、お子さんに与えないように注意してください。

 

【離乳食】咀嚼力がつかないのでは?

Q. 1歳過ぎまで離乳食を与えないと、咀嚼力がつかないのではと心配です。 または、あごの発達によくないのでは?

A. 咀嚼力は、吸てつ運動によってつくので心配いりません。

「離乳食を与えないと咀嚼力がつかないのでないか」と心配するのは、哺乳動物の乳児の消化器官の特徴を全く知らない人の思いついた誤った考え方です。離乳食で咀嚼力や顎の発達は全く期待することができません。
5、6ヶ月ないし7、8ヶ月から離乳食を与えると、口呼吸と丸呑みを覚えてしまうだけです。すると、生涯食べ物を噛まずに飲み込むようになってしまいます。2歳半頃までは、歯があってもほとんど噛むことはできません。噛む力は、哺乳動物の特徴である吸てつ運動によってついてきます。従って、咀嚼力をつけるのはオシャブリ(乳首型)だけです。欧米人のように、1度に40回ぐらい噛む習慣はオシャブリによってつくわけです。早い時期から固形物や離乳食を与えても、全く噛めない子ができるだけです。噛めないうえに口呼吸で低体温の子になってしまうのですから、早い時期から離乳食を与えようと焦らないでください。

 

【離乳食】味覚が発達しないのでは?

Q. 離乳食を一度あげ始めたものをやめる事で栄養障害になりませんか?

私は7カ月の娘の母です。娘が6ヶ月になった頃より離乳食をあげ始めたのですが先生の著書に出会い7ヶ月で中断し現在は母乳とミルクのみです。しかし保育園の先生からの風当たりはまるで変人扱いで、このままでは栄養障害になってしまうのでなるべく早く離乳食を再開した方が良いと再三言われ何だか自信がなくなりとても不安な気持ちです。私は先生の著書の内容を理解し納得した上で離乳食をやめたのですが周囲の理解が得られず悩んでおります。

A. 7ヶ月では母乳と乳児用のミルクで十分ですが、食事内容を変えますと便の状態が変わります。

常に緑便にならないように、量や温度にご注意ください。2歳~2歳半頃までは個人差はありますが、母乳中心をお勧めします。それ以後は抗原性の少ない純白米の重湯、じゃがいもやにんじんなどの根菜類をトロトロに煮たものをスプーン1~2杯からはじめるとよいでしょう。交換神経の未発達のこの時期は、手足に触ってみていつもポカポカと暖かくなければいけません。体が冷えないようにし、便の状態と鼻呼吸、上向き寝、機嫌と体重を見ながら与えて下さい。(WHOでは2歳すぎまで母乳中心をすすめています。)

 

【離乳食】離乳食をやめると栄養障害に?

Q. 離乳食を一度あげ始めたものをやめる事で栄養障害になりませんか?

私は7カ月の娘の母です。娘が6ヶ月になった頃より離乳食をあげ始めたのですが先生の著書に出会い7ヶ月で中断し現在は母乳とミルクのみです。しかし保育園の先生からの風当たりはまるで変人扱いで、このままでは栄養障害になってしまうのでなるべく早く離乳食を再開した方が良いと再三言われ何だか自信がなくなりとても不安な気持ちです。私は先生の著書の内容を理解し納得した上で離乳食をやめたのですが周囲の理解が得られず悩んでおります。

A.7ヶ月では母乳と乳児用のミルクで十分ですが、食事内容を変えますと便の状態が変わります。

常に緑便にならないように、量や温度にご注意ください。2歳~2歳半頃までは個人差はありますが、母乳中心をお勧めします。それ以後は抗原性の少ない純白米の重湯、じゃがいもやにんじんなどの根菜類をトロトロに煮たものをスプーン1~2杯からはじめるとよいでしょう。交換神経の未発達のこの時期は、手足に触ってみていつもポカポカと暖かくなければいけません。体が冷えないようにし、便の状態と鼻呼吸、上向き寝、機嫌と体重を見ながら与えて下さい。(WHOでは2歳すぎまで母乳中心をすすめています。)

 

【離乳食】離乳食で肌荒れ

Q. 離乳食を5ヶ月から始めましたが、肌荒れが悪化しています。

8ヶ月の男の子がいます。生れてから2ヶ月は母乳とミルクの混合でやっていましたが母乳の出がわるく以後ミルクになりました。小児科のアメリカ人医師の指導の下離乳食を5ヶ月から始めました、その後6ヶ月検診でソフトな豆腐、ヨーグルト等を与えても大丈夫と言われ息子が喜ぶものでヨーグルトを頻繁に与えていました。肌荒れが始ったのはその頃でした。当初は特に気にすることも無かったのですが7ヶ月に入り一行に良くなることなく悪化しはじめました。左頬・顎先が真っ赤になり黄色い汁が常に滲んでおりとても痒いようです。
担当の小児科医に度々通いましたがその度飲み薬とステロイド剤を含む塗り薬を処方され良くなることなく1ヵ月が過ぎたところで皮膚科の専門医を紹介されました。診断結果は”歯が生える時期で顎がむず痒いのでかいてしまうこととオシャブリの与え過ぎで常に頬・顎が湿っている状態にオシャブリの淵が擦れて皮膚が炎症を起こしている”との事でした。この日をさかいにオシャブリの使用をやめました。また入浴方法や使用する石鹸についても指導を受けました。その後頬と顎先の荒れは小康状態なのですが顔全体がカサカサで赤くなりはじめ腕や足に赤いボツボツが出はじめております。

A. 私は基本的に赤ちゃんの離乳食は腸の完成後からをお勧めしています。

赤ちゃんにとって母乳に勝るものはないのですが、乳児用のミルクの場合、与える温度など気を付ける必要があります。 便の具合はどうですか?もし緑便であれば40度から41度にしてみてください。 また、肌が冷えるといろいろなトラブルの原因なります。足先をいつも暖かい状態に保つと、もう少し肌の症状が改善されると思います。
ステロイドは一過性によくなっても、抜本的な解決にはなりませんので、お勧めいたしません。おしゃぶりは頬や顎の炎症が治まったら再度お勧めします。口呼吸でも顔や頚にアトピー皮炎が発生します。
抗原性のあるものを避けると口の周りの炎症も、食品アレルギーが引き金となっていると思われますから、徐々に治まって来ると思います。
体重が不明ですが、殊に赤ちゃんの場合、体重、排便、呼吸、栄養状態に問題がなく、ご機嫌がよければが基本的には問題ありません。おそらく、便秘か下痢、緑便でが多かったのではないでしょうか。
アメリカでも早い離乳食とステロイドの使用が医師の指導とのことで少々驚いています。

【うんち】緑便について

Q. 緑便は何故いけないのですか?

A. 緑便は消化不良の状態なのです。

使い古された赤血球が肝臓で壊されると、ヘモグロビンがまず黄金色のビリルビンになります。通常、健康な赤ちゃんや大人の健常人(2才半以降)は、理想的には黄金色の便ですが、赤ちゃんの場合、消化不良の状態で腸内がビフィズス菌から大腸菌叢に変化すると、このビリルビンは還元されて緑色のビリベルディンになります。これが腸カタルの状態で、緑便となるのです。

【うんち】赤ちゃんの下痢

Q. 赤ちゃんの下痢が続いています。

9ヶ月になる男の子の母です。離乳食はほとんどしていませんが、しばらく緑便、水様便が続いています。機嫌はいいのですが、お尻がかぶれだしました。薬をもらったのですがタンパクを含んでいたので飲ませませんでしたが、あまりに続くので昨日からビオフェルミンを飲ませたら、余計ひどい緑便になりどうしたらよいか困っています。
おしゃぶりもさせていますし、うつぶせ寝も気を付けています。冷たいものも飲ませないようにしています。ただ、もう歩き始めていますので知らないうちにいろいろなとこに行っていろいろなものを口に入れていたりします。私自身も冷たいものは出来るだけ控えていますが、油っぽいものは食べてしまっています。

A. 緑便の原因は、手足の冷え、腸の冷え、飲みすぎ、口呼吸、悪い母乳などが考えられます。

母乳育児のようですから、お母さんが厳重に「良いお乳」のための生活をしないといけません。低体温の母親の母乳は、親の腸のばい菌に汚染されていますから、先ず、体温を母子ともに37度にしましょう。冷たいものや油・香辛料の強いものを避け、和食中心で、充分噛み、鼻呼吸で、ストレスのない生活が必要です。
「冷たいものも飲ませないようにしています。」とのことですが、下痢や緑便のときは絶対に体温以下のものは取らせないことです。
歩き回っているとのことですが、手足は冷えていませんか?手足の冷えは下痢・緑便の原因になります。過度の運動もあまりお勧めしません。この時期は特に何でも口に入れますから、おしゃぶりをくわえさせ、安全な子供のおもちゃ(手に持ってしゃぶれるもの)を子供の周りに散らばしておくことです。なめまわしは重要ですから、安全な環境を整える必要があるでしょう。
冷えが原因と思われますから、赤ちゃんの体温を37度位に保つよう試みてください。食欲はわかりませんが、機嫌は良いとのことですから、下痢止めの必要はないと思います。風邪でも口呼吸でも緑便になりますから、おしゃぶりを充分お使い下さい。

 

【うんち】アレルギーについて

Q. アレルギーと診断されましたが、対策はありますか?

両親にはアレルギーがないのに、鼻風邪をひき息子を耳鼻科に連れて行くと、アレルギーと診断されました。息子はもう1歳6か月を過ぎていて、離乳も済んでいました。牛乳を止め、フォローアップミルクを哺乳瓶で与えるようにしていました。耳鼻科の先生にアレルギーは遺伝子に組み込まれているものなので、治るという事はないので、ひどい場合は薬が必要と言われました。
一生アレルギーは治らないのでしょうか。乳児用ミルクは、いつまで飲んでもよいのでしょうか?

A. 原因によって対処すればよくなります。

アレルギーの原因には、早い離乳食による食品アレルギー、口呼吸が原因のもの、母親の妊娠中の食事によるものなどいろいろあります。
ある種の体質は遺伝することがありますが(例えば癌体質)、アレルギーや変形症のような機能性の疾患は遺伝性ではありません。遺伝子が変化しないと遺伝するとはいいません。また、乳児用ミルクは、幼児として完成する5歳位まで使って問題ありません。

【うんち】アレルギーは遺伝性ですか?

Q. アレルギーは遺伝性と聞きましたが、対策はありますか?卵、牛乳、小麦粉を食べられないとなると事は重大です。関係する徴候としては、父親(私)は15歳位まで湿疹・鼻・できものなどの外回り疾患に時々やられた記憶があり、今も鼻は詰り気味です。母親(妻)は竹の子を食べるとじんましんが出るのと金・プラチナ等でない金属製のアクセサリーは「かぶれる」ので身に付けません。
保育所へ預ける予定ですが、食事に関しどのような対応が望ましいですか?

A. ある種の体質は遺伝することがありますが(例えば癌体質)、アレルギーや変形症のような機能性の疾患は遺伝性ではありません。遺伝子が変化しないと遺伝するとはいいません。

詳しくは拙著「アレルギー体質は口呼吸が原因だった」をお読みください。
お子さんの場合は食品によるアレルギーですから、卵、牛乳、小麦粉などのアレルゲンが体からなくなれば食べられるようになります。母親の竹の子のじん麻疹はあくによる一過性のもので、アクセサリーのかぶれは接触皮膚炎です。早い離乳食はアトピーを覚悟しなければいけません。アトピーから喘息等、次々と起こるいわゆるアレルギーマーチにならないよう注意が必要です。

私は少なくとも2歳~2歳半までは母乳中心で、家庭でお育てになることをお勧めします。

食事に関しては乳児用粉ミルクを持参するほかないでしょう。ミルクは40から41度が望ましい温度です。ほかにはだし保育のところがおおいようですから、足が冷えないように靴下や上履きの着用の許可が必要です。靴下や上履きは転倒の原因になるとのことで許可しない保育園あるようです。周囲とは育児方法が違うわけですから、強い意志と、確固たる信念が必要です。(WHOでは2歳すぎまで母乳中心をすすめています。)

 

【予防接種・薬】赤ちゃんへ漢方薬

Q. 赤ちゃんに漢方薬を与えてもいいですか?

A. 赤ちゃんに漢方薬を与えることはお勧めしません。

赤ちゃんの腸は何でもかまわず吸収してしまいます。本来良い母乳には、漢方のような複雑で多様な植物性、動物性の生薬(たんぱく質・アルカロイド・好物を含む)は、一切含まれていません。どんな反応が起こるか予測不可能だからです。

 

【予防接種・薬】予防接種について

Q. 予防接種についてどうお考えですか?
A. 小ぶりでピカピカで機嫌が良くて 手足が暖かく、上向き寝で、黄金色の便が1日1~2回の子なら、安全にワクチンが受けられます。予防接種のワクチンは特定のウイルスに対して特異的に免疫力を高めます。これは特定のウイルスに反応する抗体を作るためです。
しかし、生ワクチンというのは生きた弱毒性のウイルスでできていますので、人によっては病気を発症することがあります。時に脳に障害が生じたり、死にそうになったりすることもあります。その危険性を考えて個々人が自己責任で予防接種を受けるか受けないかを母親自身が決めなければなりません。
離乳食の早かった子で口呼吸が身についていると、低体温になりやすい上に、アレルギー体質となりますから特に副作用が出やすくなります。まず口呼吸を改め、乳児用のミルクのみに切り替えて体質を改善することが先決問題です。

【予防接種・薬】卵アレルギーの予防接種について

Q.  卵アレルギーがあっても麻しんの予防接種は受けられますか?
A.  国立感染症研究所に問い合わせをしましたところ、予防ワクチンに培地(主に鶏の受精卵の胚を使用)の性質が残っていて、接種により培地(卵)がアレルギーの原因になることは通常ないそうです。また、「重度の卵アレルギ-は注意が必要」とあった場合は、製造元に詳しく尋ねるほかないとの見解でした。つまり、予防接種の性質上、受けるも受けないも危険を伴うため健康状態を十分把握した上で、最終的にはお母さんの判断によるほかないようです。