西原ワールド アート医研

赤ちゃん相談室だより

耳よりな情報をお届けします

第18回 口呼吸病とその対策について

今日の日本人の健康問題で、赤ちゃんからお母さん、お父さんまで深く関わっていながら、医者や保険医療行政や、保育園、幼児教育、学校保健、保健体育、保険産業、スポーツ医学等で完璧に見落とされているのが「口呼吸」です。赤ちゃんの相談で最も多いのが、母乳と離乳食によるアトピー皮膚炎です。次いで緑便に伴う風邪、中耳炎、喘息、尿路感染症等ですが、これらは決まっておしゃぶりを使えない子達です。そしてお母さんもお父さんも、共に口呼吸の常習者です。口で呼吸が出来るのは、哺乳動物では1歳以後の人類だけです。これは、ヒトが600万年前に言葉を話すようになったために、鼻と気管の繋がりがはずれたためです。通常の哺乳動物は鼻腔と気管が繋がっていて、鼻でしか呼吸が出来ないのです。赤ちゃんが口呼吸を覚えると、常時口が開いていて、鼻がすぐに駄目になります。すると風邪をひいたり、中耳炎になったり、喘息になったりします。口呼吸を続けていると、常時口が開いたままで、同時に片噛みや片方のみでお乳を啜るようになり、癖側を下にして寝る横向きか俯せ寝の習慣が連鎖します。3―4歳になると、もうこういう子は歯型が歪んでしまいます。育つにつれて歯並びが悪くなり、顔も口呼吸顔貌といって独特の腑抜け顔になります。哺乳動物には、種毎に授乳期間が決まっています。人類の授乳期間は2歳までです。授乳期間を繰り上げて、早期に離乳食を始めると、赤ちゃんは大変嫌がってなかなか呑み込もうとしません。しかし、嫌がっても尚繰り返しスプーンでおし込んでいると、ある時突然ゴックンと丸呑みすることを発見します。まだお乳を吸啜しか出来ない時に、食べ物を与えると丸呑みと口呼吸を完璧なまでに習得し、これがこの子の一生の不健康と姿勢の悪さと腑抜け顔を決めてしまいます。歯型も出っ歯、反っ歯、すきっ歯、受け口、乱杭歯とどれも惨めなものばかりです。離乳食を丸呑みする口呼吸児は、必ず緑便となり低体温児となり、腹が苦しいのでうつ伏せ寝になって、育った子は猫背で側弯(横曲がり)で睡眠障害児となるのです。
今の日本人の子の容姿容貌は、欧米人のそれに比べると見る影もないほど惨めです。テレビに出ている小中学生のほぼ全員が口呼吸で猫背です。母乳でアトピーっ子の真っ赤な子の原因もまた赤ちゃんの口呼吸に加えて、両親の口呼吸、冷中毒と食物の不適当があります。両親が口呼吸の子は、生まれながらにして口呼吸が出来るようにヒトとして進化しています。口で呼吸できるのは、ヒトのみですが、普通に1歳以後の子に限られます。1歳までは猿と同じ喉の構造を保って生まれるのが西洋人です。ところが東洋人のうち寒冷地モンゴロイド系の日本・中国・寒国・イヌイットは、鼻孔も鼻腔も極端に小さいために昔からすでに口呼吸が多かったのです。口呼吸を防止するために考案されたのが、おしゃぶりです。特に乳首型のおしゃぶりを4、5歳まで続けると、お乳を吸う吸啜運動がよく発達すると、この運動が2歳半を過ぎたときによく噛む咀嚼運動に引き継がれます。吸啜運動も咀嚼運動も、実は原始脊椎動物の鰓の呼吸筋肉に由来しますから、哺乳動物がお乳を啜るのも、よく噛んで食べるもの、鰓や肺で行う外呼吸運動の一部なのです。受胎後38日迄は赤ちゃんは原始のサメと同じ型をしている事は皆さんよくご存知でしょう。鰓と肺と心臓が水や空気から酸素を取り込む外呼吸の装置ですが、実はこの鰓のあった喉の部分から甲状腺と脳下垂体と副腎という体中の3兆から60兆箇の細胞内の呼吸の全てをまかなう細胞呼吸を血液によって調節するホルモンを分泌する指令センターが発生します。そして脳下垂体・副腎・甲状腺・胸腺はもとより腎臓・肝臓・膵臓・脾臓・心臓・肺臓から脳・脊髄神経系、皮膚・皮下組織、骨格筋肉系、骨髄造血関節系・胃・小腸・大腸内臓系、大網から生殖系の子宮、卵巣、膣、前立腺、睾丸、等身体のあらゆる臓器と器官、構造や組織に対する黴菌やウィルス情報の窓口が喉と鼻腔に存在する5種類の扁桃リンパ組織です。これが有名なワルダイエルという医学者が100以上も前に発見した扁桃リンパ輪です。彼は発見した時に、ヒトの全ての病的現象はここから始まると述べています。耳管扁桃、咽頭扁桃(アデノイド)口蓋扁桃、咽喉部小扁桃、舌扁桃の5種類のリンパ組織は、原始型の鰓の白血球造血巣の名残(生きている化石)で赤ちゃんも大人も、口や鼻腔内に巣食っている黴菌を常時捕えて、上に述べた体中の器官や臓器に白血球が運び屋となって、こんな菌やウィルスが入って来ましたよと知らせる装置なのです。そして口呼吸をしていると、自動的に扁桃が腫れて体中に白血球がウィルスや黴菌を運びます。手足口病や離乳食アトピーの子は、必ず口呼吸をしています。口呼吸では、体中の細胞内にウィルスや黴菌が入り込んで、アトピーや肺炎や脳症を起こします。すると体温が下がってしまうのです。赤ちゃんの体温が37.5℃より下がると黴菌は退治出来なくなるので、手足口病等になります。これは大人型の腸の常在性のエンテロウィルス71で発症しますが、きれいな39℃位の母乳では決して赤ちゃんの腸内には発生しません。授乳期間中に蛋白質の多い離乳食を食べさせると5分後にエンテロウィルス71が生えてきて、口呼吸の子はすぐにも手足口病つまり離乳食アトピーになります。お母さんが寝ている間に口呼吸するだけで、そのお乳を飲むとアトピーや風邪、喘息、尿路感染症、中耳炎、膀胱炎を発症することがあります。赤ちゃんの口呼吸を防止するのは 1)離乳食を早くとも1歳半から2歳まで与えない。2)生後ヨーロッパの如く初乳と同時におしゃぶりを与えて、これを4、5歳まで使わせる。3)途中からおしゃぶりを与える時は、よく教え諭して吸啜運動をするように、口に入れて前後に揺すって両親が見本を示しつつ教える。4)吸啜運動が上手くいくようになったら2歳で純白米を与えて、見本を親が示しつつ30回咀嚼させる。5)2歳半までの乳歯は、お乳を吸うための歯です。乳首の厚さだけ開咬になるのが正常です。授乳中に乳首を咬むのは、冷中毒の母親の黴菌だらけのお乳を拒否しているのです。純白米を30回噛んで食べると3-4歳頃に歯型は上下揃います。
今日わが国ではおしゃぶり追放運動が盛んで、口呼吸・片噛み・横向き寝のために、小学生の9割方が口呼吸で出っ歯、乱杭歯、腑抜け顔、猫背です。【写真1-睡眠姿勢と歯型 治療前 治療後】このまま育ってお父さん、お母さんになって子供ができると、生まれながらにして口呼吸顔で、生まれた直後から口呼吸が出来るのです。それで赤ちゃんは病気が絶えません。そこでこの度お父さん、お母さん用の美呼吸トレーナーとしてLサイズの男性成人用とMサイズの女性用・子供用の 美呼吸トレーナー「いい息生き生き」を開発しました(アート医研取扱い)【写真2】。口角の長さでMかLのサイズを決めることが出来ます。幼児は従来型の乳首型のおしゃぶりで2歳半から3歳までは大丈夫ですが、3歳以後おしゃぶりを使っていると笑いものになります。しかし鼻呼吸は健康生活の要ですから親子ともども鼻呼吸に心がけましょう。
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第17回 子供も大人も冷たい物で腸を冷やしてはいけません。子供も大人もお腹をゴムひもできつく締め上げてはいけません。

最近の赤ちゃんは早すぎる離乳食による病気の相談ではなくて、多いのは、多動、狂暴、アトピー皮炎、自閉症傾向と症状はまちまちです。これらの赤ちゃんに共通しているのは、おしゃぶりをきらい、手や足が冷たくて、おむつやパンツや靴下のゴムがきついということです。当然36°台の低体温児で、汗をすぐにかき、母乳でもミルクでも長期に緑便や便秘が続く特徴があります。今日でも赤ちゃんを冷たく育てようという指導が多くて、夏でも冬でも薄着で手足をむき出しにして、冬でも4、5ヶ月からしばしば外出させ、夏には赤ちゃんに水浴びをさせるように勧めています。赤ちゃんは2歳半に乳児として完成するまでは、1時間に1億箇の細胞が分裂していて、活発に生長・発育・分化が起こっています。そのために乳児には、特殊なブラウンファット(褐色脂肪)という体温を37.5℃位に常時高めておく発熱用の脂肪組織が存在します。体温が高くないと乳児の生長・発育と細胞の分化誘導がうまくいかなくなるのです。ブラウンファット(褐色脂肪)細胞は、哺乳動物の赤ちゃん以外には冬眠する動物にしか存在しない特殊細胞で、細胞内には発熱用のミトコンドリアがぎっちりと充まっていて、それで白いはずの脂肪細胞が褐色を呈するのです。日本の小児科医は乳児にこの特有の脂肪があるから、乳児を冷やして育てるように強く勧めます。少しでも赤ちゃんが発熱すると、すぐに解熱剤をだして熱を下げます。下手に熱を下げると乳児や幼児は脳症(脳炎)になってしまうことすらあります。37.5℃の体温が赤ちゃんには丁度良いのです。顔や手や足が冷たいだけでも、パンツや靴下のゴムがきついだけでも、赤ちゃんは緑便や便秘になって、同時に低体温になります。これはどうしてでしょうか?大人も子供も皮膚と腸や肺の内臓は毛細血管と自律(副交感・交感性)神経で繋がっていますから、皮膚が冷えればすぐにも鼻・喉・肺や腸の血管が縮んで血の巡りが悪くなり内臓が駄目になり、緑便や便秘となります。これが風邪症状です。また、靴下がきついだけでも、足首の先の血の巡りが悪くなると、毒性物質が発生して赤ちゃんは低体温になります。パンツやおむつのゴムがきつければ、お腹にある大動脈が圧迫されて苦しいので常時泣き騒いだり怒ってばかりいる赤ちゃんになります。これが小児科医がよく言う「育てにくい子」です。当然緑便かひどい便秘になり、手と足の冷たい低体温児となり、どんどん悪循環して、育つに従って医者から自閉症傾向を指摘されるなど、次々に問題が出てくる子になります。
最近急にこの手の1歳から2、3歳の赤ちゃんが私の診療所を受診するケースが増えています。皆決まって低体温児で、おしゃぶりが使えないうえに手足が冷たくて、きつい靴下ときついおしめときついゴムのパンツをはいています。お母さんの了解のもとに、おしめを緩めて、きついパンツのゴムひもと靴下をその場でハサミで大きく切ってしまいます。お腹で10cm以上、靴下で5cmほども切り口が広がりますから、ゴムがいかにきついかが解かります。苦しさから解放されれば、おしゃぶりを口に入れて吸い付くまで前後にゆすって使い方を教えると、たいていの赤ちゃんはまもなく使えるようになります。おしゃぶりで吸啜運動を続けていると、これがやがて2歳半で食べ物を食べる時に噛んで食べる咀嚼運動に移行するのです。おしゃぶりを怠るとたいていは口呼吸の丸呑みの腑抜け顔の子に育ちます。ミルクが冷たい(37°以下)のは論外ですが、おしゃぶりを使わないで口呼吸にして育てたり、手や足を冷やしたり、ゴムひもで体を締め上げるのは、乳幼児の虐待にも等しいことですから、たいていは腸がおかしくなって緑便や下痢や便秘になって、健やかに育つ訳はありません
腸の不調で赤ちゃんはどうして健やかに育たないのでしょうか?それは哺乳動物の赤ちゃんの腸が大人の腸とは全く異なるためです。ここでこれまでに再々述べてきた米国で起った乳児ボツリヌス菌症事件を思い起こしてください。ハチミツにボツリヌス菌の芽胞が混入していて、赤ちゃんに生のまま与えて多くの死亡例が出た事件です。調査の結果、大人の腸では決して吸収して発芽することのないボツリヌス菌の芽胞を、赤ちゃんの腸が吸収して発芽してその毒性で死んでしまうことが明らかとなりました。この時母乳育児の子は死ぬことはなくて、緑便と発熱だけで大事に至らなかったのです。研究の結果、5歳迄乳幼児の腸は様々な腸内の常在性のウイルスや黴菌を吸収することが明らかとなり、これ以後米国では5歳迄生のハチミツを禁じ、同時に2歳までは母乳で育てるようになりました。赤ちゃんの腸は、母乳に入っているビフィドゥス因子でビフィドゥス菌ばかりになっていれば、便は黄金色で酸っぱい酸味の嗅いがします。ビフィドゥス菌は仮に吸収されても中耳炎や鼻炎、膀胱炎や肺炎は起こしません。離乳食や悪い母乳で緑便になった時は、赤ちゃんにビフィドゥス因子(ラックル、ヤング、アルベックス)を与えると黄金色の便になります。
大人でも子供でも腸が冷えるとパイエル板(腸扁桃)から白血球の中に口や喉や腸の黴菌が入り込み、白血球が運び屋になって体中の器官の細胞に細胞内感染症を発症します。これがアトピー等の免疫病です。母乳で赤ちゃんがアトピーや風邪症状、中耳炎、膀胱炎、喘息になるのは、決まって授乳期間中に母親が冷たい水や常温のジュース、冷野菜や常温の果物を食べた時と、ショウガ、唐辛子、コショウ、カレー、タバスコを食べた時、パスタやうどん、パン等小麦類や蕎麦を沢山食べた時の他は、お母さんが免疫病か歯周病にかかっている時か口呼吸の常習者の時です。母乳というのは赤血球の抜けた脂肪豊富なリンパ液を含む血液ですから、白血球が多量に含まれています。先に述べたような母親の白血球は、喉や歯周病や腸の汚い黴菌に汚染されていますから、この手の母親は、しばしば乳腺炎を起こしたり、黴菌だらけの汚くまずい母乳になります。これを吸わされる赤ちゃんは、時々怒って乳首を噛みます。もっときれいなお乳を出せと怒って拒否しているのです。母親が免疫病の時も赤ちゃんは真っ赤になります。全ての免疫病は自分自身の口か喉か腸の黴菌かウイルスで発症しているからです。このことを筆者が究明して、これまでに「究極の免疫力」講談社インターナショナル、「免疫力を高める生活」サンマーク出版、「アレルギー体質は口呼吸が原因だった」青春出版に書いてありますから、よく読んでおいて下さい。
最近、出産時に大量出血する妊婦が急増しています。身近な症例を示しますと、ビフィドゥス製品製造業の若い社員の奥さんが妊娠中で、健康相談を受けましたので、冷中毒を厳重に戒めました。ところが奥さんは冷たい物中毒で医者が冷たい物を勧めるから、医者のほうを信じて私のいうことに一切耳を貸しません。そしてついに出産日を迎えて大出血して、その後も長時間出血が続きました。相談を受けたので、すぐに温めるようにいいましたが、病院では逆に冷やして止血しようとするから、大量の輸血が必要となります。
どうして冷中毒だと血液凝固が阻害されるのでしょうか?これは、冷中毒や口呼吸でしばしば骨髄内の造血巣が腸内のウイルスや黴菌に汚染されて造血障害の血液の病気を起こすからです。重症では白血病、再生不良性貧血、白血球減少症、血小板減少症等です。軽症の場合が出血傾向つまり血が止まらない産後出血です。これは、骨髄造血器官の黴菌感染により血液の第12因子ができなくなったためですから、一般の検査をしても血小板の数は正常なために、現代医学では原因不明と騒ぐのです。冷中毒による様々な器官の細胞の腸の黴菌による汚染、すなわち「細胞内感染症」の実相を知っていれば、わけなく解決することです。冷中毒の人は決まって口呼吸習癖も合併していますから、同時にこれらを改めなければなりません。
大量出血した母親は未だに口呼吸と冷中毒が止められないそうです。この赤ちゃんは母乳でアトピーやら中耳炎になる子です。父親が解っていても母親が実行しなければどうすることも出来ないのです。冷中毒では性欲が亢進するので自分に都合のいい医者の言うことのほうを聞くのです。赤ちゃんも母親も父親も身体を温めることと鼻呼吸にすることは、良薬が口に苦いように改めることがつらい難しいことなのです。
江戸時代から昭和30年代頃は、夏でも冷たい物を一切飲まないお年寄りが沢山いました。これは、昔シルクロードを通してトルコや中東の暑い国の人々の生活習慣が入っていたためです。トルコやイタリアでは今でも夏に熱い濃いコーヒーを少量だけ3時間おきに飲み、冷たい物を一切口にしない人々が沢山います。このような人々は病気をしません。
カナダやアメリカではアイスクリームが大量に消費されています。カナダでは潰瘍性大腸炎がわが国の10倍、アメリカではアルツハイマーやパーキンソン症、自閉症や癲癇等の脳神経変性症がわが国の10倍発生するといわれていますが、ともに腸を極端に冷やすために発症する病気です。夏でも赤ちゃんや子供には決して冷たいジュースやお茶は与えないで下さい。昔冷蔵庫のなかった時代には、常温の水を飲みすぎただけで夏バテしましたが、今は夏バテはありません。冷凍庫の時代には冬でも氷で冷やしたビールを飲むために1年中慢性にバテているからです。ちょうど赤ちゃんや幼児の自家中毒が今日の小児科医の世界からなくなったのと同じことです。
2歳半から純白のご飯を30回噛んで食べるように教えさとして、根菜類や魚を少々の幼児食を続けていても、5歳までは子供はしばしば腸内の細菌を吸収して熱を出したり嘔吐します。これが自家中毒です。自分の腸の細菌で発症するのでこう呼んだのです。どんな時に自家中毒になるのかといえば、冷たい飲み物やアイスクリームを食べた時や、口呼吸をしていて手や足が冷えた時です。今日、自家中毒が殆んどなくなってしまったのは、5ヶ月離乳食で口呼吸と緑便の子が慢性の自家中毒症状を示したまま小学生・中学生にまで育ってしまうからです。今は赤ちゃんが発熱すると、大学病院では体を冷やすためのジャケットを貸してくれます。ジャケットのポケットにアイスノンやら氷を入れてこれを赤ちゃんに着せるのです。そして医者がアイスクリームを勧めますから、子供はしばしば脳症(脳炎)になってしまいます。哺乳動物は発熱してウイルスや黴菌を退治します。39℃以下ならやたらに熱を下げないようにしましょう。大人も冷たい物中毒で腸を冷やすと、腸扁桃から白血球が腸内の黴菌を抱えて体中に黴菌をばら撒いて、あちこちに細胞内感染を引き起こします。感染した器官の種類によって病名が決まります。妊娠したヒトが冷たいビールをジョッキで飲むだけで、時にダウン症や内臓奇形の子が生まれます。また妊娠中に冷中毒、辛い物中毒で胎児が母親の汚い腸の黴菌に汚染されると、胎便が腐敗して羊水が濁り、生後母乳でアトピー子になります。これは腸の黴菌を抱えた母親の白血球が胎盤を通過して胎児を汚染するためです。
今の文明国は氷と冷房で腸と体を冷やして難病を激増させています。最近「これで病気にならない」祥伝社を出版しましたので読んでおいて下さい。

第16回 赤ちゃんのアレルギーと寝相について

春は花粉症等のアレルギーが起きやすい季節ですから、この度はアレルギーと赤ちゃんの寝相について述べます。
私は20年前に世界に先駆けて人工骨髄造血器官を開発し、この研究にもとづいて、脊椎動物の進化の謎と免疫システムの謎を次々と解くことに成功しました。そしてこれまで訳の解らなかった免疫病(アトピー、喘息、リウマチ、心筋症、膵炎、糖尿病、大腸炎、癲癇、脳症、自閉症)発症の原因を明らかにし、治療法を開発しました。それでこうしてスクスク通信に今まで世界中で誰一人として医者が治せなかった真赤っかのアトピーの赤ちゃんを相当短期間にピカピカの子に治すことができるようになって発表しているのです。これらを「究極の免疫力」(講談社インターナショナル)、「免疫力を高める生活」(サンマーク出版)にまとめました。今日本中で困っている赤ちゃんのアレルギーと呼ばれている病気も、これらの本に明記してありますので是非読んで下さい。これらは、実は本当のアレルギーではなくて、お母さんの腸内の黴菌か赤ちゃん自身の腸内の悪玉菌、(大腸菌・ウェルシュ菌、ウィルス、マイコプラズマ)によって起こっている皮膚や気管、肺、心筋、脳細胞の細胞内感染症だったのです。
ヒトの赤ちゃんは、動物学的には5歳までが授乳期間です。哺乳動物の特徴は、授乳期間中は、お乳のみを摂取するように腸ができていて、母乳を吸啜している時には赤ちゃんの腸内は99%ビヒズス菌 (善玉菌)が占めています。この期間中は腸内の悪玉菌を赤ちゃんは血液中(白血球内)に簡単に吸収してしまいます。どんな時に赤ちゃんの腸が悪玉菌になって、それが吸収されるかというと、①口呼吸の時、②体温以下のものを飲んだ時、③手や足を冷やした時、④おむつや靴下のゴムがきつい時、⑤早期にお乳以外の食物を与えた時です。これが明らかになったのが、1977年頃に米国で起こった乳児ボツリヌス菌症事件です。これを機に米国では5歳まで生のハチミツを乳幼児に与えないようにすると共に、WHOの進言に従って5ヶ月離乳食を廃めて2歳まで母乳育児に切り替えました。米国がわが国の昔の育児法に切替えた時に、日本では昭和55年から米国流の5ヶ月離乳食(スポック博士の)育児法が開始されました。
赤ちゃんの免疫病(いわゆるアレルギー疾患)には2種類あります。1つめが母乳によるアトピー皮炎や風邪症状や中耳炎で、2つめが離乳食によるものです。この違いは何が原因でしょうか?母乳でアトピー皮炎や中耳炎、膀胱炎が起こるのは、母親の口や喉や胃腸内、膣内の黴菌が白血球に吸収されて、白血球が黴菌の運び屋となり、汚染された白血球が母乳から赤ちゃんにうつされるためです。黴菌を抱えた血液中の白血球は、母乳中や尿中に排出されても生きた黴菌を抱えたまま生きていて、黴菌を何処へでもばら撒きます。この黴菌が赤ちゃんの腸から吸収されて、赤ちゃんの免疫病が起こります。母親が生姜、唐辛子、タバスコを常用したり、小麦類や肉類を多く食べたり、体温より低い物を飲食した時に、悪玉菌が大量に吸収されて白血球に抱えられて母乳に出てきます。母親が免疫病の時にも母乳が汚染されます。免疫病は、歯周病菌や口呼吸による喉の常在菌、冷中毒による腸の黴菌やウィルスの白血球内への取り込みによる血液の汚染で発症する様々な器官や組織の細胞内感染症で起こりますから、アトピーの母親のお乳でもひどいアトピーっ子や喘息の子が育ちます。それでアトピーは遺伝すると思っている医者がいるのです。しかし、母乳を止めて42℃の乳児用ミルクに替えておしゃぶりをさせれば3日できれいな肌になりますから、母乳が感染症源となっている感染症であることが証明されます(写真1)。生後まもなく母乳でひどいアトピーになる赤ちゃんが、今わが国で多発しています。これはわが国の医者が妊婦の悪阻や食欲不振にアイスクリームや冷ジュースを薦めるためです。妊婦が腸を冷やすと腸内の悪玉菌がパイエル板のM細胞からステムセル(幹細胞)に大量に取り込まれ、この細胞が白血球の顆粒球となって、黴菌を抱えたまま体中をめぐります。白血球は母親の脳の中や胎盤の中までフリーパスで自在に通過できます。この黴菌で胎児の消化管が感染します。胎便が黴菌(腸の悪玉菌)に汚染されると胎児は体中の細胞が細菌に感染してしまいます。妊娠中に口呼吸で冷中毒の母親は、出産後も血液内の白血球は黴菌に満ち満ちていますから、母乳(赤血球だけが抜けているリンパ様血液)には黴菌に汚染された白血球がいっぱい入っています。これを吸啜すれば皮炎になります。皮膚に痒疹(軽症のアトピー皮炎)のある母親から赤ちゃんの受診希望の電話がありました。症状を聞くと小児科でも皮膚科のステロイド塗布でも治らない母乳保育のアトピー皮炎の8ヶ月の子でした(写真2)。早く治したいので母乳でなくてもよいとのことでしたので、42℃の新生児用のミルクに切り替えておしゃぶりを母親ともども使うよう指示して、3日後に診察を約束しました。来院時には、この皮炎は完治していますから、「必ず今あるアトピーを写真に撮影してからミルクに切り替えて、来院時必ずこのアトピーの写真を持参する」ように伝えました。当然人工乳には黴菌は入っていいないので、2日後には完治しました(写真2)。アトピー性皮膚炎を今の小児科医や皮膚科医がアレルギーと思っているから治せないのです。母親の腸のきたない黴菌によると解かれれば、素人でもおしゃぶりと42℃に温めたミルクで治せます。これで母乳アトピーで母親が除去食をしたり、牛肉を鹿の肉に替えても母乳アトピーの子を治せなかった理由がおわかりでしょう。
次に離乳食アトピーについて述べます。離乳食(果物ジュースでも)を5ヶ月頃から与えると母乳の時に99%を占めるビヒズス菌の赤ちゃん(便は黄金色で酸味の臭い)の腸内細菌が10分後には90%大腸菌の大人型悪玉菌やエンテロウィルスで占められるようになり赤ちゃんは緑便(時には血便)になります。この悪玉菌が赤ちゃんの未完成の腸のパイエル板M細胞から大量に白血球内に取り込まれますと、白血球が運び屋となって体中の細胞に黴菌をばらまきます。こうして様々な器官の細胞内に黴菌が住みついてしまいます。これが細胞内感染症で離乳食病の本態です。皮膚の皮下組織の細胞内感染症⇒がアトピー、脳⇒が脳症・脳炎・自閉症・狂暴・多動症・てんかん、心臓⇒が心筋症、気管⇒が喘息・気管支炎、気道⇒が鼻炎・咽喉炎・扁桃炎・風邪、肺⇒が肺炎、膵⇒が膵炎・糖尿症、大腸⇒が大腸炎、内耳⇒が内耳炎・中耳炎、尿路⇒が膀胱炎、腎臓⇒が腎炎です。どこがやられるかは、ヒトによりまちまちです。今の小児科医はアトピーや喘息や肺炎にすぐにステロイドホルモンを使い、風邪や中耳炎には抗生剤を使いますが、赤ちゃんの離乳食病(免疫病)には決してこれらの薬を使ってはいけません。病原性のない腸の常在性の悪玉菌が吸収されて発症する病気ですから、昔はこれらの病気を自家中毒と呼んでいました。これらは腸内細菌を母乳保育の時と同じビヒズス菌99%にすれば自然と治ります。それにはビヒズス因子としてラックル(活性乳酸)かアルベックスかヤングを使用するのが良いのです。低体温で多動・狂暴・睡眠障害が離乳食病の典型的随伴症状です。これは黴菌で脳細胞にアトピーが起きているためです。離乳食アトピーも3日で玉の肌に出来ます(写真3)。おしゃぶりをして新生児用の乳児用ミルクを42℃で与えて、手や足を温かくしてユルユルの着物にして、人工太陽燈(光健燈・Uライト)を使って暖かい部屋で育てれば良いのです。この時ユメ寒く育ててはいけません。寒いだけで緑便にもなればアトピーにもなりますから、2才半までは有袋類のように家の中でポカポカと暖かく育て、外出はさせてはいけません。
次に赤ちゃんの寝相について述べます。生まれた直後から、昔の日本の育児法の通り、着物型の赤ちゃん服か大きい布で体を包んで暖かい大きな箱か部屋の隅に上向に寝かせておくと、赤ちゃんは母胎内の如くに安心してスヤスヤ眠ります。この時必ずおしゃぶりをする事です。この赤ちゃんの布包み睡眠法は、「シアーズ博士夫妻のベビーブックス」(主婦の友社)を監修された東大小児科の榊原洋一先生が推薦されている赤ちゃんの正しい寝かせ方です。口呼吸・片噛み・寝相はすべて癖が連鎖します。これらの癖は生後6ヶ月の赤ちゃんの時から始まります。おしゃぶりの代わりに指しゃぶりをする子は、指しゃぶり寝相で脊骨が横曲がりになって真直ぐに歩けない子になります。寝相・片噛み・口呼吸で歯型が変形し、顔がつぶれ、脊骨が横と縦に曲がってねこぜと側弯で骨盤のゆがんだ子が育ちます(写真4.5)。この子達はまともに走ることが出来ませんが、写真のようにトレーニングで全ての変形を正すことができます。
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写真1
アトピーの母親の母乳でなるアトピーっ子(8ヶ月)。(上)
体温以下のミルクでできる皮疹。(下)
おしゃぶりと温ミルクで2~3日後に治る。

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写真2

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写真3 1歳男児
離乳食アトピーは温かい乳児用ミルクで3日後には治る。

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写真4 11歳少女
寝相・片噛み・口呼吸で顔と歯型がつぶれた。(左初診時)本人に両側噛み・上向寝・美呼吸を教えて半年後。(右)

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写真5 10歳男児
美呼吸体操をして1年でかなり回復した。


第15回 口呼吸病は離乳食病

今回は「口呼吸病」についてお話します。口呼吸で顔が腑抜け顔になることに私が気づいたのは、今から45年前の学生の頃のことです。今から20年前頃には、口呼吸で大変な病気が起こることを知りました。その後10年間あらゆる病気と口呼吸の関係を深く研究し、10年前に人類特有の難病といわれる訳のわからない免疫病の主な原因が口呼吸であることを世界に先駆けて発見し、「口呼吸病」として発表しました。哺乳動物で鼻でなくて口で呼吸が出来るのは、人類だけです。原始脊椎動物のサメや両生類・硬骨魚類・爬虫類だけが口で呼吸をします。600万年前頃、人類がしゃべるようになってから口呼吸が可能となりました。ヒトの赤ちゃんは、元々はお乳だけ啜っていた頃は1歳迄口で呼吸が出来なかったのですが、今日のわが国の赤ちゃんは、生まれながらにして口呼吸が出来る子が沢山います。これは両親が口呼吸の子です。5ヶ月からスプーンで与える離乳食でも、その時点で口呼吸が出来るようになってしまいます。 「家庭保育園」の会員のお母さんのなかには、口呼吸のことを大変軽く考えていらっしゃる方もいらっしゃるようです。ヨーロッパに行けば、ベビーカーに乗っているときも遊んでいる時も、赤ちゃんでおしゃぶりをしていない子はめったに見かけません。そしておしゃぶりにはお祭り用の物もあり、ダイヤ入りの物までティファニーで売っています。今、日本の小中学生を見ると9割方の子が口をぽかんと開いて出っ歯の呆けた顔をしています。欧米では大抵は生まれると同時に母親の初乳とともにおしゃぶりを与えます。乳首に吸い付く前に指を吸うほどに吸啜行動の本能は深く遺伝子に刻み込まれているので、生まれた直後に母親の乳首とともにおしゃぶりを与えれば、欧米の子のようにおしゃぶり大好きの子になります。 「すくすく通信の122号」にも写真で示しましたが、4、5歳迄おしゃぶりをすれば、西洋人と同じように、歯並びがきれいで利発な子に育ちます。生後5ヶ月から5、6歳迄定期的に私の指導の下に育った会員の赤ちゃんは、皆そろって6歳迄一度も病気をしたことがありません。初めに述べました「口呼吸病」の赤ちゃん版が赤ちゃんの手足口病、アトピー皮炎、風邪、喘息、中耳炎、膀胱炎、多動、自閉症、癲癇、脳炎等で、これらは赤ちゃんの免疫病です。口呼吸以外の免疫病の原因は、赤ちゃんでは早い離乳食と冷たいお乳と手足を冷たくして寒く育てることとうつ伏せ寝、横向き寝とパンツや靴下のゴムのきつ過ぎです。大人では冷中毒で腸を冷やすことと骨休め不足による重力作用の過剰です。これを世界に先駆けて発見して大人も赤ちゃんも免疫病を完治出来るようになりました。それで先回の「すくすく通信122号」で示したように、母親の潰瘍性大腸炎・緑内症・皮疹を完治して、ついでに母乳でアトピーの子も完治させました。これは、日本はもとより世界でも初めてのことです。赤ちゃんから大人の難病までどのように治すかをまとめて「免疫力を高める生活」(サンマーク出版)を出版しましたから、是非とも読んでおいてください。母乳で赤ちゃんが病気になるのは、全部母親の歯周病菌か口呼吸の喉の黴菌か、汚い腸の腐敗菌が母親の白血球に取り込まれてお乳から赤ちゃんに感染して、赤ちゃんが発病しているのです。腸を1℃体温より下げると、大腸菌やウェルシュ菌がお乳に混入します。口呼吸の母親は、本人もアトピーや喘息、糖尿病や腸炎、眼の病気になりがちですが、お乳で赤ちゃんがやられます。乳児用のミルクを42℃で与えれば、アトピーの赤ちゃんは3日で珠の肌になります。両親が口呼吸だと、赤ちゃんは生まれながらにして口呼吸顔で生まれてきます。このような子でもおしゃぶりを必死になって教え諭して与えれば、2-3ヵ月後には写真1のように鼻呼吸の賢そうな顔になります。このお母さんも西原研究所で歯列矯正で顎を拡大してかなり出っ歯が治って口唇が閉じやすくなってきています。 口呼吸をすると、何故風邪や中耳炎、アトピー皮炎やインフルエンザ、膀胱炎になりやすいのでしょうか?口呼吸で鼻が駄目になり、鼻炎が起こるとともに喉の温度が1℃下がると、パイエル板のM細胞を介して白血球内に大量の黴菌が取り込まれて、血液にのってこの黴菌を体中にばら撒くのです。風邪は万病の元ですが、風邪の元が口呼吸です。それで色々な免疫病になるのです。 「口呼吸」を本当に理解するには、まずお母さんが赤ちゃんの吸啜とは何かを深く理解する必要があります。哺乳動物の顎と口にある筋肉は全てサメ(原始脊椎動物)の鰓腸(エラのこと)の呼吸内臓筋肉に由来しています。哺乳動物は呼吸しながらお乳を嚥下し、呼吸しながら咀嚼します。ヒト以外の哺乳動物は呼吸しながらお乳や食物が嚥下できるように後鼻孔と気管が連続しています。お乳や食物はこの気管の両脇を通って食道に入ります。従って赤ちゃんはリズミカルに鼻で呼吸しながらお乳を啜るのです。お乳を啜りながら、鼻翼と横隔膜を動かして呼吸すると、副交感神経がゆったりとして、おとなしく満足しながら眠るのです。母乳を啜っていなくても、おしゃぶりをしていると、舌をせっせとリズミカルに動かしてスムースに鼻呼吸が出来、同時に手と足をリズミカルに動かすと横隔膜呼吸がしやすくなります。呼吸がうまくいくと、体が37.5℃位に高くなって満足してうっとりとなってすやすやと眠るのです。手や足を冷たくすると、すぐに鼻や喉や膀胱がやられるのは、手と足も泌尿生殖器も全て外呼吸の鰓の一部だからです。赤ちゃんは手や足を動かしていれば、決して呼吸が止まることはありませんが、風の入らない部屋でうつ伏せ寝をして手足が動かないと自分の呼気の炭酸ガスが溜まって眠りながら突然死することがあります。 5ヶ月離乳食で赤ちゃんの口呼吸と丸呑みが始まります。嫌がる赤ちゃんに良かれと思ってスプーンで物を与えると、嫌々をしながら逃げますが、再三再四この虐待に近い離乳食攻撃を続けると、赤ちゃんは堪らず、ついにごっくんと飲み込みます。赤ちゃんの呼吸筋肉の遺伝子は2歳迄は鼻呼吸と連動した吸啜運動しか知らないのに、無理やりにこの虐待を続けると、ついに丸呑みの仕方を習得するのです。哺乳動物のことを一切知らない無知医学者がこれを成長の一種と誤解して、ゴックン期と称して喜んでいます。このゴックン期に丸呑みと口呼吸を完璧に習得して、日本中の子が今全滅に瀕しています。そして日本ではおしゃぶりをさせないのが一流の医者です。医者の子(特に小児科医)に発達遅れやしゃべれない子が多いのが日本医学の特徴です。これ迄私は医者の子で10人以上も小児科医が診てどこも悪くないのにしゃべれない子を治療しました。このような子でも食べ方と呼吸法を改めれば驚くほどよく改善されます。5ヶ月離乳食では、腸が駄目になるので苦しいからうつ伏せ寝になりますと、鼻が鬱血して詰まって口呼吸になります。お乳に戻して、うまずたゆまず教え諭して、おしゃぶりと上向き寝を教えましょう。両親がおしゃぶりをしてお手本を示し、「これをすれば、病気が治るよ」と教え諭せば必ずやります。赤ちゃんを今のスタンダードの育児法に従って育ててはいけません。昔の子育てのように、生まれた直後から教え諭しましょう。 2歳7ヶ月の双子の自閉症児の症例は大人の食物を小刻みにして食べさせてました。当然完璧な口呼吸でした。二人とも3時間の診察中ただ泣き通しておりました。「赤ちゃんのやり直しが出来なかったら、この子の一生はあきらめてこの子らの老後の面倒も見る覚悟をして下さい」と学校の先生の両親に伝えたところ、必死になっておしゃぶりを教えて、哺乳瓶で42℃のミルクを与ました。すると1週間で良い子になり、言葉も出るようになりました。1ヵ月後の再来時には脳炎がすっかり治り、理解力の良い賢い子になりました。(写真2)  口呼吸で育つと悲劇が待っています。12歳の少女は口呼吸とアイスクリームで再生不良性貧血になりました。ひどい喉でしたが、おしゃぶりと水蒸気のネブライサーと保温で短期的に完治しました。(写真3)  口呼吸でアトピー皮炎にもなれば、脳炎にも、潰瘍性大腸炎にも癲癇にもなります。眼や耳や膵臓や心臓にアトピーが起こればそれぞれブドウ膜炎や網膜症、中耳炎・内耳炎・めまい・耳鳴り、糖尿病や膵臓炎、心筋症や心内膜炎になります。お母さんもお父さんも赤ちゃんも今すぐに口呼吸を鼻呼吸に改めましょう。このまま行くと我が日本は口呼吸病で滅んでしまいます。 1. 両親が口呼吸の子は口呼吸の口唇形で生まれる。最初に「赤ちゃん相談室」に来た時の母親の顔と子供(1歳2ヶ月)の顔(左)。2歳半までおしゃぶりをしなかった時の顔。母親は歯列矯正をして口唇の形が改善した(中)。おしゃぶりをして3ヶ月後の顔は殆ど正しい鼻呼吸顔(右) 2.   2歳7ヶ月の双子。食事は大人の食べ物をみじん切りにして丸呑みしていた。口呼吸で眼の焦点も合わず、3時間泣き通しだったが(左)、哺乳瓶で42℃の新生児用ミルクにして普通の発達状態に戻った(右)。 3. 13歳の口呼吸の少女。アイスクリームで腸を冷やしたため、口呼吸による喉の扁桃部の炎症が進行し、重篤な血液の病気にかかってしまった(左)。スチームで喉を温めおしゃぶりをして(中)、鼻呼吸にして短期的に完治した(右)。

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第14回 多動・狂暴・喘息・自閉症・離乳食てんかんは腸の黴菌による軽い脳炎

最近の赤ちゃん相談室のはやりは、緑便・便秘・自閉症・多動・狂暴とおしゃぶりを使わないことです。お母さん方は、離乳食やミルクのことばかりを聞いて来ます。いくら母乳をきちんと与えてもミルクを正しく42℃で与えても、一向に便秘が治らないと言うのです。便秘の原因は、たいてい手足をむき出しにして冷たく育てるためです。手と足の皮膚と腸は交感神経と副交感神経の自律神経系でつながっていますから、夏でも春でも秋でも手足を冷やせば赤ちゃんでも大人でも便秘か下痢になります。一週間や二週間赤ちゃんが便秘しても、今の小児科医は全く原因が解らず、赤ちゃんに下剤や浣腸をすすめるだけです。ある有名医科大学(東京)では離乳食便秘の赤ちゃんを大人と同様の治療を続けたあげく、薬漬けが心配になった母親が、何とかならないかと小児科担当医に相談したところ小児外科を紹介されました。小児外科では、離乳食を与えることが絶対条件ですから、便秘を薬か浣腸以外で治すすべを教授をはじめとして誰一人として知る人はいません。切羽詰って出てきた方針が「肛門を大きくする手術をしましょう」。これを聞いた母親が私のところに逃げて来たのです。母乳の時にきちんと一日二回排便していたから肛門の大きさの問題ではなくて腸の働きが駄目になって便秘しているのだと考えた母親は、小児外科の教授よりすぐれた常識人です。母乳や温かいミルクでも長らく便秘する子は必ず寒く育てられているか、パンツか靴下のゴムがきつ過ぎるのが原因です。なかには風呂に入れずに生まれてからずっとシャワーのみという子もいました。シャワーで冷えれば当然便秘します。あきれて、ただちにお風呂に入れさせると、入浴中に温まったために湯船で便が出ることもしばしばです。今の赤ちゃんの着物も問題です。日本の風土に全く合っていないので、冬でも夏でも冷えてしまいます。便秘の子は、当然色々別の病気になりやすくなります。先日受診した赤ちゃんは医者に自閉症と診断されましたが、よく診察すれば、ただの口呼吸と手足のむき出しによる冷えで当然便秘していました。自閉症状は早い離乳食、母親の食事の偏り(小麦類のパン、うどん、スパゲティー、パスタ、そば、玄米、雑穀類)による母親の悪い母乳や赤ちゃんの便秘による腸内細菌の吸収でも起こります。自閉症は、ジョンズホプキンス大学の研究で、脳炎による事が明かとなっています。以前離乳食てんかんの小児を何人も治しましたが、てんかんも多動も自閉症も皆母親の腸の黴菌か赤ちゃん自身の腸内の常在菌が吸収され、それによって起こる軽い脳炎が本当の原因です。赤ちゃんの腸内の黴菌は、常温の水を飲ませただけで5才迄はパイエル板のM細胞から自在に白血球内に吸収されて体をめぐり、アトピーを起こします。手や足が冷たくても同じです。アトピーが脳に起こると脳炎の程度によっててんかん、自閉症、狂暴、多動になるのです。アトピーが肺や気管支に起きたのが喘息、尿路に起きたのが膀胱炎、内耳・中耳に起きたのが内耳炎・中耳炎です。今、小麦製品ばかり食べる母親の母乳で次から次に二~三週間おきにこれらの病気になっている赤ちゃんがいます。お母さんの口呼吸を鼻呼吸に改め食事を白米にすると、病気はピタリと無くなります。麦にはグルテンが入っているので、これを食べると大人の腸でも赤ちゃんの腸でも悪玉菌のウェルシュ菌ばかりになり、これが白血球に抱えられて母乳から赤ちゃんにうつされると、この黴菌で脳や肺や皮膚にアトピーが起きるのです。きたない母乳を乳児用のアレルギー用ミルクに換えて42℃で与えれば二~三日で病気は快方に向かいます。うどん等の小麦が体に悪いという事を私が知ったのは今から20年前です。外科医の友人にアトピー性皮膚炎が口呼吸と冷飲料によって腸の黴菌が白血球に吸収されて起っている事をつきとめた時に皮膚科の医者を紹介してもらうために、ある病院を訪ねていった時のことです。胃腸の手術をした後に消化が良いと言われていた「うどん」を病人食として出すと、多数の症例でうどんが腸の手術部の繋ぎ目のところにつまって再手術をした事、そしてそれ以後は昔通り手術後の病人食は真っ白な白米のおかゆにしていることを聞いたときのことです。それ以後に母親の白米食と玄米食の母乳を比較すると、玄米食の母乳が赤ちゃんには特に悪いことが明らかとなりました。白米食とパンやうどん、パスタを比較すると後者が攻撃的な西洋人やアラブ人の主食ですから、腸内細菌が麦のグルテンのために悪玉菌ばかりになるのです。日本は明治開国までは戦国時代の一時期を除いて、古来から穏やかな民族でしたが、これは米飯食と深くかかわっているのです。明治開国後にいたずらにパン食と肉食にしたために、昭和の時代には日本人は攻撃的になり、ついに国がつぶれてしまいました。最近注目されているのが「正しい食生活が子供の心を安定させる」として完全米飯給食を実施した上田市(長野)の大塚貢教育委員長です。給食をパン食から米飯食にしたところ非行が横行していた学校から非行が無くなりました。ついでに学力もアップしたのです。給食では4℃の冷たい牛乳も大問題ですが、子供が低体温になるので学校医が温めるように言うと、校長先生は決められたことは変更出来ませんとにべも無い返事だったそうです。子供の健康よりは校長の御身の方が大切なのです。先日自閉症と診断された1才6ヶ月の心臓に障害のあるお子さんが私の診療所へ相談に来ました。このお子さんは、母乳があまり出なかったので、生後3ヶ月頃から乳児用ミルクを飲ませていました。ミルクに切り替えた頃から不機嫌になり、金切り声を上げて号泣しひどい夜鳴きも始まりました。やがて母親と目を合わせなくなり、生後ヶ月の頃には、専門の小児科医から自閉症と診断されました。牛乳のカゼイン蛋白と小麦のグルテン蛋白質は腸が未熟で充分に消化されないと麻薬様物質が生じるという事が最近西欧で報告されています。オスロ大学のカール・ライヒェルト教授によると自閉症および広汎性発達障害や注意欠陥障害児(ADD)の90%近くの患者の尿の中に麻薬様物質がみつかるそうです。ライヒェルト教授は、ミルクや牛乳・ヨーグルト・チーズ等の乳製品の中のカゼイン蛋白質と小麦のグルテン蛋白質は完全に消化分解されないと麻薬様物質(カゾモルフィン)が生じ、これが脳の発達をさまたげたり、自閉症・多動症・発達遅滞・言葉障害等を生じさせる原因になるという説をとなえています。また英国のサンダーランド大学から牛乳のカゼインと小麦のグルテンを除去することにより自閉症の発達障害が大幅に改善されているデータが出ています。しかし、欧米の子は乳糖を分解するラクターゼが3~4才迄腸内で働くためカゼインを分解出来るのに比べ日本の子はラクターゼがすぐに無くなり、分解できないカゼインによって腸内細菌が悪玉菌になってこれが吸収されるのです。そのうえ欧米の育て方と今の日本の誤った子育てとは根本的に異なるのでヨーロッパとわが国の自閉症児とは比較することは出来ません。自閉症と診断されたこの子は、受診時に完璧な口呼吸で手足がむき出しで冷たくなっていました。元々の心疾患も妊娠中の母親の冷中毒と寝不足で発症したものなのです。夏でも赤ちゃんを寒く育てたりパンツのゴムがきついと緑便になったり便秘します。これだけで多動や自閉症となるのです。この時も機嫌が悪かったので、とりあえずゴムをゆるめておしゃぶりをくわえるように教えて真夏でしたが手足を光健燈で温めると機嫌が良くなりました。受診後二週間して電話があり、非常に良好になったが、北京につれて行ったところ再び目を合わせなくなったと言って来ました。こんな小さな子を飛行機で無理させるなら自閉症を治すのは無理だからあきらめて下さいと伝えました。一ヶ月後西原研究所を訪ねて来た時、以前に一日中泣き叫んでいた子が殆ど泣くことも無く、母親とのアイコンタクトもしっかりとれる様になりました。一才六ヶ月迄歩くことの出来なかったお子さんがこの一ヶ月で立ち上がり5~6歩、歩き始めていました。言葉の始まりである指差しも出来るようになっていて、この一ヶ月間でものすごい成長の進歩が見られました。しかし、あれだけ注意したのに今回もやはり手足はむき出しにして冷たくなっていました。案の定三日間の便秘でした。母親も腕をむき出しにしていました。今の日本人は冷えに対する感覚が麻痺しています。早速手足を温めたら間も無く大量の便が出ました。こうして温めるだけで、皮膚と腸は自律神経でつながっているので便秘が治るのです。便秘や緑便が続くかぎり自閉症の完治は望めません。どんなにミルクや麦を注意しても、腸内の黴菌で起こる脳炎によって自閉症を発症しているのですから、赤ちゃんを冷たく育ててはなりません。これは幼児虐待ですからまともに育つわけがありません。カゼイン入りのミルクを与えたうえに、寒く育てると赤ちゃんの腸内細菌が悪玉菌によりこれが白血球に吸収されて自閉的傾向の症状が出てくる危険性があります。家庭保育園の会員さんは決して寒く育ててはいけません。ミルク哺乳の場合、手抜きをして寒く育てる場合には、カゼインの入っていないミルクか又はカゼインを完全に消化分解されたミルクを使用する方が安全であるという事をお伝えしておきます。カゼインやグルテンに限らず玄米や雑穀・そば等の不適当な蛋白質を赤ちゃんが食べると腸内細菌が大人型になりこの黴菌を赤ちゃんは三歳迄腸のパイエル板のM細胞から白血球に自動的に吸収し、白血球が運び屋となって脳や皮膚や肺にこれらの黴菌を撒き散らしてアトピーを起こしているのです。さらに日本の赤ちゃんに多い寒く育てる育児法に加えてそれに継発する口呼吸で腸が駄目になり、のどと鼻の扁桃腺(パイエル板のM細胞)から口腔と喉の黴菌が大量に白血球にかかえられ、脳と脳下垂体・副甲状腺・副腎を黴菌で汚染して脳炎(脳のアトピー)を起こすのです。この説がライヒェルト説より正しいと思われるのは手足を温めて口呼吸を改め、ミルクを正し、腸内細菌をビフィドゥス因子(ヤング・アルベックス・ラックル)で整えると自閉症でも真正のてんかんでも5才でも18才でも25才でも本当に治すことが出来るからです。腸内の病原性のない悪玉菌によるアトピー性脳炎(アトピー性皮膚炎が脳に起きたもの)で自閉症、てんかん、多動・狂暴が起きているだけですから口呼吸を鼻呼吸に正し、手足を温め冷たい物(37℃以下のもの)を一切口にしない、パンツのゴムをゆるやかにする等で完治させられます。たとえ自閉的症状がなくても、いつも不機嫌でよく泣く、緑便、便秘、多動、夜泣きがひどい、発達遅滞がある、言葉がおそい等々の場合は必ず口呼吸と手足の冷たさと、パンツのゴムがきついためです。まずこれらを改めたうえにアレルギー用ミルクのみならず、ヨーグルト、チーズ等乳製品のカゼインをカットしてみることも良いでしょう。もっとも大事なことは赤ちゃんを37.5℃くらいの体温で常に温かく機嫌よく育てることです。先日母乳育児をしているお母さんが、パンやパスタ、麦茶等の小麦関係のものとヨーグルト等の乳製品をやめて主食を中心にした和食献立に切り替えたところ毎日のように出ていた鼻水がとまり一年近く繰り返していた中耳炎もピタリとなおり、ここ半年近く中耳炎を一度もおこさなくなったとの報告の電話が入って来ました。乳児期に冷たく育てることとカゼイン・グルテンの害はまことに恐るべし。

第13回 赤ちゃんをミルクで鼻呼吸に育てましょう

本年の5月上旬に四国の医大の主催する日本呼吸器医療学会があり、「鼻呼吸の重要性」と題した招待講演を行いました。人工呼吸器(レスピレーション)を使用する麻酔科やリハビリテーションの専門医の学会ですが、口呼吸が万病の元という事が医学界の間でも漸く注目されるようになって来たのです。私がこの講演で強調したのが、常日頃からこの家庭保育園のタイムスで強調している「子育て六つの誤り」による日本の子の完全口呼吸化と丸呑み・緑便・俯せ寝と低体温化です。医師に熟知してもらうためにこの六つの誤りをスライドで示しました。

子育て6つの誤りで日本の子は完璧に口呼吸
1.5ヶ月離乳食で赤ちゃんの免疫病(離乳食病)
2才半~3才以後に純白米のミルク粥を30回咀嚼
2.おしゃぶりは4~5才迄使う
3.温かく育てる(体温は37.5℃)
ブラウンファットがあるから冷やしてはいけない
4.はいはいを充分にさせて早く歩かせない
ベビーカーを使う
5.緑便は絶対に駄目 黄金色
母乳で赤ちゃんの腸の菌叢はビフィドス菌、離乳食で大人型大腸菌
6.上向き寝
でたらめ寝相が顔と姿勢をつぶす⇒上向き寝

小児科や小児外科医にこれを言うと青筋をたてて怒りますが、内科医でも外科医でも麻酔科医でも哺乳動物の授乳期間中の赤ちゃんの腸の特性から話すとすぐに納得します。小児科医だけは私の話を聞かずにいきなり反発します。六つの誤りの最も重要な二つが早い離乳食(2才半以前の)と口呼吸です。これらの誤りの原因は、アメリカ育児の失敗に学ぶことのない日本の小児医学と世界でも最もすぐれた日本育児法をすてて誤りを改める前の間違ったアメリカ育児法にのっとった母子健康手帳の改正を昭和55年に厚生省が強力に導入したためです。講演ではアメリカがすてたスポック式育児を何故日本の厚生労働省が今だに強力に推し進めるのかという質問が出ました。日本は一度決めた事が誤っていたと解っても端末の法を改める手法を明治開国時に輸入するのを忘れているからこのようなことになるのです。赤ちゃん相談室では、いまだに離乳食で病気になる離乳食病の相談があとを断ちません。いやがる子に5ヶ月からスプーンで食物を与えると完璧な口呼吸と丸呑みを覚えます。特に与えてはいけないものが玄米・小麦・雑穀・パン・うどん・そば・スパゲッティ・パスタ等でこれらは5才迄与えてはなりません。2才半迄には母乳ないし乳児用ミルクだけを与えましょう。何故早期にジュースや食べ物を赤ちゃんに与えると病気になるのかはこのタイムスで毎回述べていますが、ここで復習して見ましょう。哺乳動物の赤ちゃんは、それぞれ動物種によって授乳期間が決まっています。哺乳動物は、生後おちちだけで育つように吸啜(きゅうてつ=おちちを吸う)装置をもって生まれてくる脊椎動物の中で最も進化した動物のことです。ひとの授乳期間は最も早くて2才半、最も遅くて5才迄です。ヒトによって多少違います。授乳期間中には母乳の中のインムノグロブリン(免疫蛋白質)Aが腸粘膜から吸収されて腸の黴菌の吸収を防ぐとともに母乳に存在するビフィドゥス因子のおかげで赤ちゃんの腸は99%がビフィドゥス菌になります。この菌は、たとえ血液内に吸収されても皮膚が赤くなる程度で余り害がありません。ただしお母さんが常温の水を飲んだり、アイスやからしや生姜を食べたり、アトピーだったり、口呼吸していると母乳の中に多量の腸内細菌をかかえた白血球が混入するため、赤ちゃんはひどいアトピーになります。この場合は42℃の乳児用のミルクにするか、お母さんの病気を治して母乳をきれいにすれば簡単に治せます。授乳期間中にジュースや食べ物を与えると赤ちゃんの腸内細菌が10分後にはビフィドゥス菌から大人型の大腸菌叢に変わり、緑便の下痢か便秘になります。この大腸菌が腸のパイエル板のM細胞から白血球内に自動的に吸収されてアトピー性皮膚炎、中耳炎、喘息、腸炎、膀胱炎になります。母乳育児でもお母さんが玄米、冷や飯、そば、うどん、アイス、パン、スパゲッティ、パスタを食べると母乳に黴菌が入ることがありますから注意して下さい。もとより赤ちゃんがこれらを食べると大変な病気となります。そばやうどん、パスタやパンには植物性の蛋白質が多いので腸内細菌が悪玉菌ばかりになり、赤ちゃんの腸はこの菌と抗原性のある蛋白質の両方をパイエル板のM細胞から吸収してしまいます。同時に赤ちゃんはひどい便秘になったりします。三つ子の腸は一生涯その子にたたりますから、ゆめ離乳食を与えないで出来るだけ3才頃迄母乳か乳児用ミルクだけで育てましょう。赤ちゃんの吸啜力は、母乳を飲む時とおしゃぶりで発達し、これが鼻呼吸と咀嚼力をやしなうことになります。2才半で生え揃う乳歯は、あくまでもおちちを吸うための歯で、まだ噛むことは出来ません。この頃までにおちち以外の固形物をスプーンで与えると、噛み方を知らないので丸呑みと口呼吸を覚えています。口呼吸と丸呑みの食べ方は哺乳動物では人類だけが出来る口の使い方で、人体の最大の構造欠陥です。口呼吸で喉の扁桃の白血球造血器から大量に口の中の黴菌が血中に取り込まれ、この黴菌でアトピー性皮膚炎になったり、風邪症状、中耳炎、喘息、脳炎、膀胱炎になります。丸呑みで緑便になれば同様のことが腸扁桃でおこります。おしゃぶりは今から56年前にドイツのミュンヘン大学の研究でヒトの場合4-5才迄使えば鼻呼吸とともに咀嚼のできる顎が育つことが明かとなりました。戦勝国のアメリカは、それまで1才でおしゃぶりを取り上げていましたが、ドイツの研究を導入して4,5才迄使うようになりました。文明国で導入しなかったのが日本とフランスです。それで腎臓病が世界一多いのが日本で、次いで二番目がフランスです。家庭保育園のお母さんはおしゃぶりを軽く考えていますが、よく諭して使うようにしないと子供が一生口呼吸と変形症と免疫病で苦労することになります。よく教え諭して使うようにしましょう。


第12回 赤ちゃんのアトピー・喘息・自閉症・癲癇・脳炎は離乳食病

離乳食が早いとたいていは口呼吸と緑便になり、赤ちゃんは色々な病気になります。これは家庭保育園の会員の皆さんには、今や常識となっています。しかし会員外の9割8分のわが国のお母さんはこれを知らずに、一生懸命に嫌がる赤ちゃんに離乳食を与えて病気をこしらえています。医者に行っても他の育児書を読んでも、全て一律に「蛋白質が不足すると困るので少しずつ与えてください」と判を押したように同じ離乳食表に従って返答します。会員外の方が苦労した末に私の著書の「赤ちゃんの生命の決まり」(言叢社)を読んで初めて信念を持って正しい赤ちゃん食の開始時期(2歳半)を知り、それが自分の子の現状に合っていると大変感激したというメールが来ます。今から40年前の東大医学部大学院生時代の耳鼻科の音声言語生理学実習が懐かしく思い出されます。昭和40年代初頭の頃のことです。抄読会で日本には殆ど見られない自閉症なる赤ちゃんの病気が、アメリカで多発しているという事を初めて知りました。わが国は敗戦後も20年間は戦前と殆ど同じ2歳半頃まで母乳かミルクだけで育てていたので、自閉症もアトピーも喘息もなかったのです。昭和41年に東大小児科の高津教授の監訳された「スポック博士の育児書」によって、アメリカ式育児法が知識層の赤ちゃんから開始されました。この時からわが国は赤ちゃんの受難と子育ての荒廃の時代に入ります。まず医者や学者の子が育ち損なって低体温で無気力となりました。この無気力児童を元気にする方法として戸塚ヨットスクールが注目されましたが、離乳食癲癇と思われる子に無理なトレーニングをしたために死亡事故が発生して大問題となりました。私の専門は口腔科ですからこの頃兎唇(唇裂)・口蓋裂の手術の術前術後の管理にも専心していました。手術は生後1~2ヶ月から2,3歳までですが、食事は3歳でも当然全て鼻孔チューブで温かい乳児用ミルクのみでした。それでアトピーや喘息は全くなかったのです。1976年~1978年にアメリカで起こった生の蜂蜜による乳児ボツリヌス菌症事件で調査の結果ヒトの赤ちゃんの腸の特徴が明らかとなりました。ヒトの子は哺乳動物として、授乳期間が早くて2歳半遅くて5歳迄で、その期間中は腸内のボツリヌス菌の芽胞も大腸菌もウイルスも自由自在に白血球がパイエル板のM細胞から吸収して、全身にこれが運び屋となってばら撒いて病気を起こすのです。これを機としてアメリカでは5歳未満の子には生の蜂蜜は厳禁で、代わりにメープルシロップを与えなさいという指導が行われています。日本では1歳未満ですから、日本の医者はヒトの子の哺乳動物としての特徴に関して無知であることがわかります。もう既に4年も前になりますが、私は世界で始めて癲癇が離乳食の誤りで起こることを発見し、完治させる方法をあみ出しました。これは大人のアトピー患者で、無茶なスポーツをして失明して13年経った方の視力を回復した経験に基づいて明らかとなったことです。アトピーが網膜に起これば視力が無くなるのですが、アトピーを治せば視力も回復するのです。眼は脳の一部ですからアトピーは当然網膜にも脳にも発生します。皮膚と脳神経は外胚葉でできているので、アトピーは当然神経組織にも起こります。1歳で生海老やピーナツバター、刺身、引き肉類を食べさせれば、腸内細菌が大人型のウェルシュ菌や大腸菌となります。2歳半迄は完璧にこれ等の黴菌がパイエル板から白血球に吸収されて、アトピー皮膚炎を起こすと、ほぼ確実に脳が爛れてしまうのです。脳には血液脳脊髄関門があって、血液成分は脳脊髄液(リンパ液)に入らないといわれていますが、実はこれは赤血球や血小板のことで、原生動物と同じようにアメーバー運動して動く白血球はフリーパスでこの関門を通ります。離乳食癲癇は腸の黴菌を抱えた白血球が皮膚ではなくて、脳にアトピーを起こしたケースと考えれば、治し方はアトピーと同じでよい訳です。そう考えて、口呼吸をおしゃぶりで鼻呼吸にして、乳児用ミルクだけに戻し、体を温めて低体温を37.5℃にすれば完璧に治せます。これを大人の癲癇に応用したところ大人も完治することが明らかとなりました。口呼吸とアイスクリームで脳炎が高率に起こるのも同様です。口呼吸では喉の扁桃腺から黴菌を抱えた白血球が頸部や顎下部のリンパ節にリンパ液を介して流れてゆく途中に太い頸動脈が存在しますので、ここに黴菌入りの白血球が取り込まれて脳脊髄リンパ液内に運ばれると、簡単に脳に黴菌が巣食ってしまうのです。そしてアイスクリームで体温を1℃以上冷やすと白血球の黴菌の貪食力は失われますから脳炎を発症します。この脳炎はミトコンドリア脳筋症とか色々な病名がつけられますが、飲食物を全て42℃にして体温を高めて鼻呼吸にして筋肉を休めれば治すことができます。昨年米国のジョンズ・ポプキンズ大学の報告で、自閉症で死んだ子の脳を調べたところ、炎症症状が認められたという報告がありました。つまり脳炎が起きていたのです。前回と前々回にもこのタイムスで書きましたが、わが国の国立感染症研究所から昨年8月にメディカルトリビューンに特集として報告された「エンテロウイルス71型感染症の現状と対策」について再度記します。これにより赤ちゃんのアトピー性皮膚炎が喘息・中耳炎・尿路感染はもとより自閉症、癲癇、脳炎の引き金となっている事が明らかとなるからです。エンテロウイルス71型というのは大人の腸の常在性のウイルスです。これにより「手足口病(いわゆる離乳食アトピー)が発生し、流行時には中枢神経合併症(脳炎のこと)によって小児が急死するから注意を」と記しています。ここにその記事の図として記されていた年別の手足口病患者年令分布(2000~2003年)を示します。生後5ヶ月から5歳迄発症していますが、これはわが国で5ヶ月から離乳食を与えているためです。仮に与えなければ乳児用ミルクか母乳ならば、腸内細菌は90%~99%ビフィドゥス菌だけですから、大腸菌やエンテロウイルスは腸内には生えて来ません。従って母乳育児なら手足口病には絶対にかからないということです。さらに5ヶ月未満と6歳以上でも少し発症していますが、これは日本の小児科医が子供を特に冷たく育てるためです。赤ちゃんは1時間に1億箇の細胞分裂をしていますから、体温は常に37.5℃なければいけないのを医者が知らないから、冷やして病気にしています。特に1歳―12歳迄はアイスクリームは厳禁です。小学校高学年でもアイスクリームで病気になりますから注意してください。大人の腸(喉も口も腸の一部)内細菌は、口呼吸か腸の温度が下がる(36℃以下)と自動的にパイエル板のM細胞から白血球を介して血中に入り、体調不良となります。赤ちゃんは早い子で2歳半遅い子で5歳迄はジュースやご飯、野菜、果物でも何でも食べれば腸内の菌が大人型の大腸菌になり、これ等の菌が白血球に取り込まれて緑便となり、アトピーや喘息を発症するのです。皮膚は脳と同じ外胚葉ですからアトピーを甘く見てはいけません。アトピーの子は脳も眼の網膜も爛れていることが多いのです。1歳半頃に刺身、寿司、肉類、ピーナツ、蕎麦、うどん、パンを沢山与えて、口呼吸がひどいと腸内のウェルシュ菌が白血球に吸収されてアトピーと共に脳を障害し、自閉症、癲癇を発症します。これにアイスクリームが加わると脳炎や小脳脊髄変性症、ミトコンドリア脳筋症を発症します。つまり赤ちゃんの多動、自閉症、狂暴、発達障害や癲癇は程度の違いはあるものの、全て腸や喉の常在菌によって発症している脳炎の症状なのです。もう一つ具合の悪い病気が離乳食アナフィラキシーで、時に死んでしまうことがあります。これは1歳頃から生海老、生帆立、ピーナツ、小麦(うどん・スパゲティ)、蕎麦を与えるとこれ等の特殊蛋白質による抗原と腸内細菌の吸収により、1~2年後に熱性痙攣に始まり、アナフィラキシーと癲癇発作を同時に起こして気管支の痙攣で死に至ることもありますから注意してください。これに対して腸内がビフィドゥス菌叢では、たとえ白血球に吸収されてばら撒かれても脳炎等は発症しないのです。これ等については特におしゃぶりをして口呼吸を鼻呼吸に改めて、低体温を37.5℃に改め、これ等の毒性蛋白質を排除して植物性の安全な物にして筋肉運動を軽減すれば全て完治します。離乳食を早くしてしまって、食べることを覚えてどうしても赤ちゃんのやり治しができない子はある程度障害が出るのは諦めてください。腸の常在菌による脳炎は母乳や乳児用のミルクにして体温を上げるだけでわけなく治せるのです。離乳食を早く与えたうえに赤ちゃんを冷たく育てると大変なことになるからくれぐれも離乳食病に注意してください。

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第11回 哺乳動物の特徴と赤ちゃんのおしゃぶりについて

最近の赤ちゃん相談室の実例を示します。母乳で生後間も無く湿疹が出来るが、アトピーとどう違うかという問い合わせや、母乳で5ヶ月目に急に上の子(1才8ヶ月)と同時に湿疹が出来たがすぐに治ったのは何か?というものです。母乳で赤ちゃんの皮膚症状を示すのは、お母さんが妊娠初期1ヶ月頃のつわりの時に冷たい物を飲食したケースです。ヒトの属する哺乳類は、腸の内臓体温(37.5℃)が1℃下がると、腸の扁桃リンパ組織(パイエル板)のM細胞から自動的に白血球内に細菌や抗原蛋白が取り込まれるように出来ています。赤ちゃんは母胎盤を介してお母さんの汚い血液でつくられます。黴菌だらけの白血球は、少数ですが胎盤を通過して赤ちゃんにお母さんの汚い腸の黴菌をうつします。妊娠初期にでたらめをしてアイスクリームばかり食べたり、ジュースをどか飲みしたり、ビールをジョッキで飲むような愚かしいことをしたり、4、5時間睡眠を3、4日間続けると赤ちゃんはしばしば内蔵奇形を発症します。ひどい場合は、古代魚アミアと同じ心臓になり、臓器移植が必要となります。今では産科の医者も小児科の医者も、妊婦に冷たい物を推奨しますので、赤ちゃんの胎便が母親の腸内細菌に汚染されていることがしばしばです。これも白血球が胎盤を通って運ぶのです。乳児湿疹もアトピーも原因は殆ど同じです。母乳の腸内細菌が白血球内に細胞内感染して母親から赤ちゃんにうつるのです。母乳というのは、赤血球の無い血液ですから、白血球が汚染されると母乳でアトピーや乳児湿疹になるのです。もちろん妊娠中に一切冷たい物を飲食しなくても、母乳を与えている時に夏でも常温の水をコップ一杯飲んでも、5分後には黴菌だらけの母乳が出ます。水は宇宙で一番熱容量が大きく、一杯飲んだだけで胃の小弯を通って十二指腸に流れるからこうなるのです。黴菌だらけの母乳を飲んでいれば1才8ヶ月の子も5ヶ月の子も同時に湿疹が起こります。大人のアトピーは、口呼吸や不潔な膣や水を飲んだ時に腸扁桃のM細胞から入る黴菌(ウィルスを含む)によって発症します。皮膚と脳脊髄神経は同じ外胚葉に由来しますから、アトピー性皮膚炎をあなどってはいけません。皮膚がただれている時は、たいていは脳もただれているのです。アトピー性皮膚炎や糖尿病や緑内症やリウマチやうつ病、神経・筋肉疾患はすべてこれらの経路でリンパ組織から白血球に取り込まれた黴菌によって発症していることを私が一連の研究で明らかにし、これをまとめてフランスから英文で発表し同時に一般向けの本として「究極の免疫力」講談社インターナショナルから出版しました。これらの病気は、原因が明らかとなった今では根本的な治療が可能です。西原研究所では毎日これらの患者を治療していますが、治ることがこの理論の正しさを証明することと考えています。これらの病気のお母さんの母乳を飲めば、当然原因となる黴菌で赤ちゃんは乳児湿疹、アトピー、鼻炎、風邪、喘息、中耳炎、膀胱炎、腎炎、心筋症、糖尿病、脳炎等ありとあらゆる病気となります。乳児用のミルクを42℃にして与えれば、3日から一週間で治すことが出来ます。その他赤ちゃんの口呼吸と、赤ちゃんの手足、腹を冷たく育てると緑便となって低体温となり、上と同様の症状を示します。もう一つ大切な病気の原因が早すぎる離乳食です。ジュースや果物も早すぎれば同じです。何故かと言うとジュースや離乳食を与えると、母乳のみの時に99%ビフィズス1%大腸菌の赤ちゃんの腸内菌叢が、10分後に90%大腸菌10%ビフィズスに変わり緑便となり、これらの黴菌がリンパろ胞から吸収されて血中をめぐり、アトピー性皮膚炎を発症します。
先日、北海道から小児科の女医さんが赤ちゃんをつれてクローン病の弟夫婦を治療目的で紹介して六本木の診療所にたずねて来ました。クローン病友の会で知り合った夫婦で、ともに30才代です。まさに1年以上離乳食緑便を続けた赤ちゃんの30年後の姿がここにありました。夫婦とも都内のクローン病で有名な公立病院に入院中で夫君は病院内にあるクローン友の会のスポーツクラブの野球部の主任だそうです。「病人はスポーツは禁忌です。」と言うとスポーツクラブの会員全員の病状は月毎に悪化しているそうです。走りながら死にますと言うとはじめて驚いていました。スポーツを難病患者に推奨する病院の医者にもあきれたものです。医業上からは、業務上過失障害に相当します。わが国の医療制度は今、ここまで荒廃しています。国民は戦前の皆兵制の使い捨ての一兵卒のごとく、今の福祉立国の公費医療制度と赤ちゃんの離乳食子育て小児医学の荒廃で、国家社会主義的医療の犠牲となるべく運命づけられています。早期の離乳食で緑便を一年以上続けると赤ちゃんは血便となったり、2週間の便秘となります。同時に低体温となり冷たい物中毒となります。三つ子の腸は一生涯たたります。赤ちゃんを家でも外でも冷たく育ててはいけません。外出ばかりしていると、帰った直後から皮膚炎がひどくなり、緑便となります。夏に水に足をつけたりすれば、2-3才の子は必ず病気します。お母さんが冷えたスイカを食べて5分後に母乳を与えると、1才半の子は大暴れして狂暴になります。クローン夫婦の姉の女医さんの子は1才5ヶ月で母乳のほか色々離乳食を食べていて、少々の口呼吸でしたが母親におしゃぶりを与えるとすぐに自分もはじめました。皮膚は冷たくて、多動・狂暴で手当たり次第物をふりまわして、鉛筆はくわえるし箱や板や紙をつかんで狂ったように振るのでいつ眼を傷つけるかわからないのに、女医さんは平然と眺めていました。「こんなに寒く育てて食物が早いと乳児虐待のため狂暴で親の言うことを一切聴かない子になりますよ。すべて教え諭しながら暖かく出来るだけ長期に母乳で育てればおとなしく賢い子が育つのです。」と言うと「今から教え諭しながら2才半迄母乳で育てます。」とのことでした。すぐにドライヤーで温めて母乳を与え、人工太陽燈(コウケントー)を照射すると赤ちゃんはその場で機嫌良くおとなしくなりました。21才で大腸癌の手術を終えた男性が、青白い低体温顔で受診しました。これも離乳食と寒い子育て法の犠牲者です。離乳食の弊害は緑便のみならず、口呼吸にも表れます。口呼吸では、7~8才の頃に夜尿症、喘息、小児リウマチ、膠原病、腸炎が起こりますが、これは母乳の期間が短すぎておちち欠乏症状がこうじて病気になっているのです。新たに開発した3才~10才用の鼻呼吸用おしゃぶり(ピジョン社-発売は来年)を与えると8才-10才の子は黙々と静かに吸い付いて病気はすぐにも良くなります。これくらい哺乳動物の重要な吸啜を満足にさせずに省略しているから、今の日本の若者は低体温の上におちちの欲求不満がこうじてニートやフリーターになるしかないのです。今のお母さんは、小児科医や役所の言うとおりに離乳食を与えれば、赤ちゃんは自然に噛めるようになると思っているらしいのですが、これは大間違いです。離乳食を嫌がる赤ちゃんも欲しがる赤ちゃんも、ともに一切噛まずに丸呑み人生が始まるのです。3~5回もぐもぐして後は丸呑みです。そうすると一生涯丸呑みがはじまり、寿命もさして長くならずに腸が使い物にならないで、顔もつぶれて身体の免疫力がさがり難病となり、命からがらの短い人生を終えることになります。2~3才でプールに入れたりアイスクリームを食べさせたりすると高率に脳炎を患うことになります。リンパろ胞から黴菌が白血球に取り込まれて入ると、リンパを通って脳に入って脳が黴菌に汚染されて今高率に脳炎がはやっています。リンパ系はことのほか重要です。なんとなれば脳脊髄は主にリンパ液流で栄養がまかなわれているからです。

第9回 三つ子の腸は一生涯を決める

先日93歳で今日も医師として診察をされている沼田勇先生と対談をしました。日本綜合医学の名誉会長をされ、昔は小児から老人まで診療され、栄養面でも深く研究された國士といわれた名医です。今次大戦の終戦時は軍医として陸軍に勤務し中国の上海で敗戦を迎えました。
食料も乏しく、衛生状態が最悪の環境下でコレラが発生した時に、沼田先生は食事をよく噛むことと、食中も食後も水やお湯を一切飲まないように指導されました。その結果復員兵、引揚者とともにただ一人のコレラ患者も発生することなく、大任を果たされたそうです。コレラ菌が酸に弱いことを思い出して、部隊長に進言されたのだそうです。沼田先生に「今の小児科学では緑便でいいと言いますが、いかがなものでしょうか?」と伺いますと、沼田先生は「緑便は子供の腸カタルの一種ですね。」そして「昔の医者でも、緑便は簡単に治せるのに、それを承知していて、一端悪くしてから治す不心得の医者がかなりいましたね。こうすると一層深く感謝されるからです。良くないことです。」といわれました。
今回は赤ちゃんの風邪症状について述べましょう。ウイルス性の重篤なインフルエンザは別として、日本の赤ちゃんはヨーロッパの先進国に比べて、やたらに風邪症状や咳、鼻閉、喘息、中耳炎、膀胱炎、アトピー皮炎が多いのですが、これはいったいどうしたことでしょうか?生後三ヶ月以内にこのような状態に陥る母乳保育児がしばしば赤ちゃん相談室に来ますが、これは母親の母乳が原因です。哺乳動物の免疫力とは、白血球の細菌に対する貪食後の消化・吸収・分解力のことで、これには厳密に温度依存性があります。妊娠中はもとより授乳期に、わずかコップ半杯の常温の水(夏で24℃、冬で13℃)を飲んでも、胃の小湾を通ってそのまま十二指腸に流れて行きます。十二指腸は細いから夏でも体温差12°もある水が流れ込めば腸温は3~4℃下がってしまいます。腸のパイエル板(腸扁桃のろ胞)から、腸内細菌が白血球内に取り込まれますが、体温が1℃下がると白血球の細胞消化力の源となるエネルギーを造る糸粒体(ミトコンドリア)の働きが極端に衰えてしまいます。当然細菌が殺されずに身体を巡り、これが母乳に出て来ます。この母親の腸の細菌で赤ちゃんは中耳炎になったり、喘息や風邪、尿路感染症を発症します。これで母親の健康がいかに母乳育児にとって重要かがおわかりのことと思います。次に赤ちゃんの授乳期間を正しく守ることがいかに大切かを示します。人は最も早くて2歳半、最も遅くて4歳までが哺乳動物学から見て授乳期です。この間は腸の性質が未完成で、抗原性蛋白質はもとより、細菌までも腸から吸収されてしまいます。それで早めの離乳食が害あって益がないのです。特に1歳半前に与えるメリットはゼロです。まず赤ちゃんは産道で生まれた時に、ビフィズス菌と大腸菌をもらいます。母乳育児を続けていると99%がビフィズス、1%が大腸菌ですが、3ヶ月から5ヶ月頃に果汁でも重湯でも、ミルク以外のものを与えれば10%がビフィズスで90%が大腸菌の状態となります。こうなると緑便になります。この時大量に良い母乳(腸内細菌に汚染されていない)を飲んでいれば、母の免疫蛋白質が腸粘膜をカバーしますから大腸菌は殆ど吸収されず、アトピーや喘息にはなりません。人工乳症例では腸内の大腸菌が吸収されて皮下に捨てられてアトピーになります。従って離乳食を止めて42℃の乳児用ミルクに戻せば3日でアトピーは治ります。ミルクが36℃以下だと赤い湿疹が出ます。早い離乳食やコップ、ストロー、スプーンの早期使用ではもう一つ厄介な問題があります。これが口呼吸です。口呼吸していると鼻が駄目になり、やはり中耳炎、咳、喘息等を発症します。そして口呼吸でも緑便になります。緑便になると体温が下がってしまいます。赤ちゃんは1時間に数億個の細胞が増殖していますから、37.5℃の体温が必要です。体温が下がると、睡眠が障害され、悪循環が起こります。低体温になると、赤ちゃんは冷たい物中毒(大好き)になってしまいます。口呼吸で鼻咽腔や喉頭部の扁桃炎が起こります。第一の耳管扁桃が感染すると中耳炎・吐き気・めまい、耳鳴り、第二の咽頭扁桃の感染では脳下垂体から小脳炎や脳炎を発症し、第三の舌扁桃からは甲状腺がやられ第四で胸腺が、第五で腎・副腎・生殖系がやられ、第六で肺と気管支がやられます。最近の三つの例を紹介しましょう。私の指導で3歳までおしゃぶりをして、冷たい物を避けてミルク中心に健やかに育った子でも、周囲の子供と同様にジュースやアイスクリームを少量ならよいだろうと思って与えると、しばしば2、3日後に風邪症状または発熱したり嘔吐をします。これで小児科に行くと抗生剤と解熱剤を投与され、以後は1ヶ月位不調に陥ってしまうのが普通です。これが実は自家中毒なのです。大人も子供も健康人は、腸を冷やすとパイエル板(腸扁桃のろ胞)から黴菌が血中に吸収されて、これで不調になるのです。離乳食が早いと常時緑便となり、大腸菌が腸から吸収されて低体温になって、慢性の自家中毒症状でぐったりしたりよく眠れなかったり、強暴になったりします。冷たい物を食べたり飲んだりして風邪症状になったら、身体を温めて乳酸菌製剤で腸を整えるだけで2-3日後には元気になります。また、インフルエンザにかかった3歳の保育園児が2人とも発熱したのでアイスクリームを与えたところ、痙攣を起こしてあわてて小児科を受診したそうです。発熱時にアイスクリームを与えると大量の細菌が血中に入り、風邪症状でのどの扁桃が感染していると、中耳炎、脳炎や小脳炎、腎・副腎・膀胱炎、甲状腺や胸腺炎が起こる恐れがあります。最近のアメリカで、自閉症も脳内の炎症が原因であるとの報告がありました。早い離乳食では、口呼吸の癖が早期に身につき、容易にアデノイドから脳炎が起こります。特に離乳食の刺身等の蛋白質では、そのまま吸収されて脳のミトコンドリアで使われ、やがて抗体が出来ると脳内の細菌巣と抗原抗体反応が相まって癲癇様の痙攣発作を起こすと考えられます。幼稚園の頃普通に走り回っていた子が8歳になって話せない、立てない、歩けない、字が書けないといって来院しました。小児病院の診断は脊椎小脳変性症でした。ひどい口呼吸と冷中毒でこんな状態でも小児科医の許可のもとにアイスクリームを1日1個食べていました。小脳が細菌に汚染されると、運動がスムーズにいかなくなりますが、これは痙攣ではありません。小児科から抗痙攣剤をもらっていましたが、口呼吸をおしゃぶりで改めただけで薬を服用しなくてもスムーズに動くようになりました。冷たい物恐るべし。今アイスクリームや氷のジュースで脳炎になる児童・学童が急増しています。

第8回 今、子供が危ない ― 口呼吸について考える

2004年11月14日に広島県歯科医師会主催の市民公開講座で上記の標題のもとに広島大小児医学者の田中教授の「いいかげんな子育てのすすめ」と筆者の「今、日本があぶない」というテーマでシンポジウム形式の講演を行いました。田中教授は育てやすい子と育てにくい子がいるとか、赤ちゃんの緑便は問題無いと小児科医学のバイブルにも書いてあると言った総論的な今日のわが国の壊れた育児医学にもとづいた統計的なお話でした。筆者は主題に従って今日わが国で野放しになっている「口呼吸」を中心として、完璧に荒廃している育児医学にはじまる産科婦人科医学・皮膚科医学・内科学の崩壊した現状を示し、これらを治療し予防する免疫病の原因の究明と治療法の実際について話しました。今日の日本医学は、世界に類を見ないほど特殊な型で荒廃し崩壊しています。これは、自由主義経済の上に国民皆保険医療という法律で治療法まで事細かに決められている社会主義・共産主義医療が制度化されているためです。保険医療養担当規則というマニュアル法律を守っていれば、患者が治らなくても死んでも医者の身分と生活の量が保障されているからです。こうして世界に類を見ない「治さないでも良い医療」が昭和47年以後に完成したのです。それで厚生労働省の誤った育児法を実施しているわが国の小児科医が完全に壊れているのです。私なら一週間で治せる母乳アトピーや離乳食アトピーを、日本中の小児科医も皮膚科医も治せないで原因すら解からずに手をこまねいています。5、6ヶ月から離乳食を与えたり、ミルクをコップやストローで与えれば、必ず口呼吸になり、同時に緑便になります。緑便になれば低体温になり、腹が苦しいのでうつぶせ寝になり、鼻がうっ血して塞がるとさらに口呼吸が助長されます。この育児医学の崩壊がわが国の小児科医にどうして解らないのでしょうか?ヒトが哺乳動物の一員であることを忘れているからです。哺乳動物のヒトは、37℃の体温を持ち授乳期間が2才半から4才までと決まっていてこの期間には吸啜(おちちをすう)で母乳ないしそれに準ずるもののみを37℃で与えなければ病気になるのです。腸が未完成で、口から入るものをすべて吸収できるからです。2才半以前に離乳食を与えると、腸内の母乳のビフィズス菌は10分後には大人と同じ大腸菌だらけになり、この菌が腸から吸収されてアトピーになるのです。今日本中の医者が緑便でいいのだと言っていますが、本当でしょうか?緑便は昔は赤ちゃんの病気を意味していました。健康な黄金色の便は肝臓でこわされた赤血球のヘモグロビンから出来るビリルビンの色で、これが胆汁に分泌されます。大腸菌だらけの赤ちゃんの腸内では黄金色のビリルビンは還元されて緑色のビリベルディンとなります。これが緑便です。緑便が良い訳はありません。50年前迄の世界に冠たるわが日本の育児医学では、緑便はあってはならない事でした。緑便が1ヶ月も続けば、当時は命となり、かろうじて育っても常時下痢か便秘症の大人になります。緑便の子は、消化不良のため細胞呼吸が障害されて低体温となり腸のリンパ組織から血中に緑便中の大腸菌が白血球に取り込まれたまま体中にばらまかれるためです。ミルクが冷たいと特にバイ菌が血中に吸収されますが、口呼吸でものど(喉)からバイ菌が入ります。色々な型のおしゃぶりを早い時期から沢山与えて、はいはいを充分にさせれば、舌が発達し頚洞という血圧の圧力センサーが働いて血圧が高まり、脳が発達します。ヒトのみが脳の運動野の中に舌の地図があります。哺乳動物の吸啜運動で舌をリズミカルに動かさないと脳の発達の次の引き金が引かれなくなりますから、話すことが出来なくなることがあります。施設に入っていたり大学病院の小児科に24、5才迄通っている発達不良の患者さんを私は10人くらい持っています。全員子供の頃に小児科を受診してもどこも悪いところが無いのにしゃべれないのです。これらの子は、決まって人工栄養で哺乳ビンの乳首の孔を大きくし、おしゃぶりを一切使わなかった子です。意外なことに医者の子に多いのです。厚生労働省の指導を120%守るとこうなるのです。先日も六本木の西原研究所に4才のしゃべれない子が母親とおばあちゃんとともに受診しました。呆という字そのままの顔をしたねこぜの子が口から舌を垂らして、眼に光が無く腑抜け顔をしてました。おしゃぶりは一切うけつけないとのことでしたが、母親もおばあちゃんもやればすぐにやるようになりました。当然低体温で36℃でした。子供なのに血液も赤血球が数珠つなぎで最悪でした。おしゃぶりをして冷中毒を改めたところ、1ヶ月毎に良くなり2ヶ月後にはしゃべれるようになり、殆ど普通の子になりました。危うく一生涯を発達障害児として棒に振るところでした。もう一人は、8才のぽかん口の子で、幼稚園の頃には走り回って普通に話をしていた子が、なんと脊髄小脳変性症というおばあちゃんのかかる病気になって西原研究所を受診しました。これは口呼吸によって、のどから白血球にかかえられた状態でのどの常在性のバイ菌やウィルスが血中に入り、カゼ症状をおこして小脳が感染しているのです。特に冷たい物中毒で低体温の子がひどいことになります。この子はこんな状態で医者がいいと言うのでアイスクリームを毎日食べていたのです。進化と発生の初期の過程では、腸の平滑筋肉と身体の横紋筋肉の神経の合わさったものから脳脊髄が発生します。そして脳の最も大切な内臓脳(大脳辺縁系)は、口と咽喉の腸管から発生します。鼻咽喉にある五つの扁桃腺は六つある鰓の腺の二番目の呼吸器から発生します。一番目が内耳になりますから、耳や鼻や扁桃腺が口呼吸でやられると、まず口の粘膜から発生する脳下垂体と鰓の端の血管から発生する副腎がバイ菌に汚染されます。これが風邪の初期症状ですが、低体温ではすぐに脳炎にまで発展するのです。この子にはすぐにアイスクリームと抗ケイレン剤を止めさせて、おしゃぶりを前後にゆすってくちゅくちゅさせました。8才でも病気を治そうと思えばおしゃぶりをします。そして湯たんぽとカイロで延髄と副腎と胸腺と腹を暖めると、薬なしでもケイレンはすぐにも止まりました。アイスクリームが何故いけないのでしょうか?これも哺乳動物の生命のきまりさえ知っていれば訳無く解ります。哺乳動物は赤ちゃんも大人も腸を体温より1~2℃冷やすだけで、腸のパイエル板(のどの扁桃腺もパイエル板)から止めどなくバイ菌が扁桃濾胞内の白血球に取り込まれます。クーラーが口呼吸のヒトに特に具合が悪いのは、呼吸しているだけで体中がバイ菌だらけになるからです。アイスクリームや氷を食べると昔の子はすぐに自家中毒をおこしました。これは文字通り自分の腸にいる常在菌で中毒を起こすということで、クーラーや氷や飲み物で体を冷やすだけで吐き気と発熱と下痢症状を起こすのです。今の子が殆ど自家中毒にかからないのは、離乳食ですでに体中にバイ菌がめぐって低体温になっているために冷血動物と同様にバイ菌が体の中で共存しているためです。慢性の自家中毒児童―これが離乳食で育った子です。体だけは大きくなりますが、狂暴で多動で怒りっぽく、それでいて元気はつらつとした子らしさがなく、睡眠障害があり夜泣きして、物を投げつけたりかみ付き合いやつかみ合いのけんかをします。アイスのみならず、手や足を冷たく育ててもミルクが36℃以下でも、暖かいミルクをストローやコップで一気飲みしてもこうなります。哺乳動物の吸啜の筋肉はやがて咀嚼を行う筋肉です。舌も含めてすべては鰓の呼吸内臓筋肉に由来しますからおちちを吸いながら呼吸し、呼吸しながらおちちを吸います。大人も咀嚼しながら呼吸し、呼吸しながら食べます。吸啜と咀嚼がうまく行かず丸呑みを覚えると、この子の一生涯は惨憺たるものになります。細胞呼吸が障害されるから、顔色がかげり、必ず免疫病を発症します。この吸啜と咀嚼リズムを育成するのがおしゃぶりです。私は赤ちゃんの免疫病から大人の免疫病の原因のすべてを解明して「究極の免疫力」(講談社インターナショナル)を出版しましたところ、一流病院で見放された患者さんが日本中から尋ねて来ます。それで研究所では隔月毎に「大人の免疫病の治し方」「赤ちゃんの免疫病の治し方」の研修会を医師や助産師を集めて行っています。口腔科医をはじめとして小児科医はもとより内科、産婦人科、整形外科、皮膚科の医師が集まって熱心に研修しています。哺乳動物で口で呼吸が出来るのは、1才以後の人類だけですが、今では離乳食を5、6ヶ月から与えるので人類の中でも日本人だけは5、6ヶ月から口呼吸がはじまり、2、3才にもなれば欧米人は等しく賢そうになるところを日本の子だけがポカン口の呆けた顔で風邪ばかり引いて姿勢が悪く元気が無くて見る影もありません。そして大人も子供も冷たい物中毒で、冷えたおむすびを2才くらいで丸呑みしています。冷や飯は、戦国時代の武将から足軽に至るまで禁じられたほど体に悪いのです。澱粉が消化吸収できないβ鎖に変わっています。冷や飯では当然緑便になります。それでも相撲取りのように大きな子が育ちますが、口呼吸となり怒りっぽい子に育ちます。よく勉強して賢い鼻呼吸の子を育てましょう。それには2才半迄母乳のみとし3、4才迄おしゃぶりを常時与え、手足を暖かくし、いつもニコニコとして黄金色の便を1日1~2回という目安で良いのです。

第7回  赤ちゃんを大きく育ててはいけません

今日のわが国で赤ちゃんを健やかに育てようと思ったら、次の点を特に留意してください。まず、かかりつけの親切な小児科の先生を出産前から見つけてください。そして必ず良い母乳で育ててください。良い母乳育児には妊娠の初期から出産を経て、授乳期間中から完了する2才半に至るまでお母さんが以下のことを厳重に守ってください。

1)冷たい物を一切口にしない。
2)常時鼻呼吸をする。
3)寝不足、骨休め不足をしない。
4)丸呑みをしないで30回咀嚼をする。
5)辛い物、干物、玄米や雑穀を食べない。
6)肉類を控えめにする。
7)酒やタバコを止める。
8)ビタミンとミネラルを十分に補う。
9)白米と煮た野菜と新鮮な煮魚、焼き魚をよく噛んで食べる。
10)アトピーや歯周病、免疫病はすべて妊娠前に治しておく。

アトピー等免疫病の原因と治療法は近著の「究極の免疫力」講談社に筆者が記していますので容易に治すことができます。
小児科の先生には、先生の勧めに従って「おしゃぶりは使わない。」「果汁や離乳食を、言いつけ通りに早くから与えている。」と申告しておいてください。そうしておいて、常に良い母乳だけを2才半まで与えてください。足りない時は、乳児用のミルクを42℃で与えてください。そうすれば小ぶりでピカピカの子ができます。「母乳を止めて離乳食をどしどし与えている。」といってさえいれば、日本の小児科医は大変機嫌が良いので、少しくらい小ぶりでもすべてフリーパスです。ところが、「離乳食を与えていないで母乳だけです。」といえば大変なことになります。別室に連れて行かれて、採血されて「ほらこんなに貧血ですよ。」と脅されます。仮に小さく育っていても、「離乳食だけで母乳は一切与えていません。」と申告しておけば、医者の態度は「母乳だけ」という申告の場合とは全く異なります。赤ちゃんも、少年少女や大人と同様に大きさには相当のばらつきがあります。乳児ボツリヌス症事件後のアメリカの良識ある医者は、鼻呼吸で、手足が温かく体温が37.5℃で、いつもニコニコと機嫌よくて、黄金色の便が1日1、2回なら標準体重など一切気にしないでいいのですと言っていました。良い母乳のみで2才半まで育てると小ぶりで実に頭脳の優れた気立てのよい子が育ちます。大声を上げたり、物を投げつけたり、咬みついてけんかをする狂暴な子は、決まって早い離乳食による緑便で、低体温の手足の冷たい子です。当然睡眠障害を伴います。体温中枢と睡眠中枢が同じ内臓脳にあり、腸が駄目になると細胞呼吸が障害され、冷血動物になってしまうからです。赤ちゃんをいたずらに大きく育てると、母乳だけでも緑便になります。腸が苦しいので俯せ寝となり、口呼吸になります。うどの大木のように大きく育てれば、必ず口呼吸となります。口呼吸してつっ立った人の顔を示しているのが阿呆の呆という字ですから、こうなると当然学力も低下してしまいます。大きく育てると総身に知恵と栄養が回りかねてしまいます。
今日の日本はまっしぐらに破滅に突き進んでいます。新聞を広げれば、子殺し、虐待、いじめ、12才児の性非行から暴力・殺人と悲惨なことばかりです。中学・高校の学力はアメリカの三分の一 に落ち、猫背と横曲がり、出っ歯でふぬけ顔、低体温と睡眠障害で青少年は使い物になりません。街にはフリーターが400万人もあふれています。豊かになって文明国の仲間入りをしたときから、日本国民の身体が駄目になってしまったのです。日本はいったいどうなってしまったのでしょうか?これは取りも直さず、極めて優れていた日本医学が敗戦によって崩壊したためです。これらの悲惨な事件の大半がスポック博士の育児書に書かれている3、4ヶ月からの離乳食によって起こる赤ちゃんの免疫病が原因となっている事件と聞けば、日本国民はさぞ驚くことでしょう。
日本医学がその根底からひっくり返ったのは、以外にも遅く、敗戦後21年も経ってからです。悲劇の扉は昭和41年に開かれました。この年に東大医学部の高津先生によって「スポック博士の育児書」が監訳されました。昭和55年に厚生省は当時の小林登東大教授(小児科)の指導の下にスポックの育児書を100%母子健康手帳に導入しました。この時、それまでわが国になかった離乳食産業を立ち上げて、産学共同でこの産業を育成したのです。そのため、医者を強力に指導して、母乳を早期に追放したのでした。このころアメリカで乳児ボツリヌス症事件が起こり、乳児の腸の性質が解明され、アメリカでは2才半まで母乳中心の育児法を薦めるようになりました。これがわが国の伝統的な育児と同じだったので、これ以後アメリカでは小児のアトピー、喘息、小児リウマチ、小児白血病、腸の障害が急速に減って、今日の中高生の学力が昔の日本と逆転して、わが国の3倍になりました。
西原研究所は口腔科の診療所ですが、研修医制度があり、口腔科はもとより小児科、内科、整形外科、産婦人科の医師も、赤ちゃんの治療や免疫病の治療を見学に来ます。小児科医をしている高等学校時代の親友が「どうして子供や大人の病気が何でもわかっちゃうの?」と聞かれたことがあります。私は「哺乳動物学から考えると自ずと何でもわかるんだよ。」と答えました。私は人工免疫器官として「人工骨髄」「人工歯根」を生体力学エネルギーで、移植した動物の細胞の遺伝子の引き金を引くことにより、生体の筋肉内と顎骨内で造血組織と造骨組織を誘導することに成功しました。これで脊椎動物の進化を究明することができ、同時に免疫システムの謎も余すところなく解明することができたのです。
今日日本で起きている赤ちゃんのトラブルは、紛れもなく赤ちゃんの腸を無視したために起こる「赤ちゃんの免疫病」で、子供の殺人も大人の子殺しも、すべて赤ちゃん時代に駄目にされた腸故に起こる低体温で冷血漢になっているためです。今日本では110万人の子が生まれて9割方がトラブルをかかえたまま育ちます。豊かであるにもかかわらず10万人が学校に通えません。これらはすべて早く大きくするために与えた離乳食と早期のスプーン、ストローによる口呼吸と冷たいミルクに起因しています。哺乳動物とは「咀嚼を行うことになる吸啜のシステムをもって生まれてくる動物」のことです。種によって吸啜の期間が決まっています。ヒトでは最も早くて2才半、最も遅くて4才迄が吸啜期間です。母乳だけで、小ぶりでピカピカに育てれば良いのです。ゴリラは、ヒトの2倍ほどの体型になりますが2才迄小さな赤ちゃんゴリラを母乳だけで育てます。ヒトの子よりはるかに小さくても、大人になれば大きくなります。ゴリラの2才はヒトの4才に相当します。最近、西原研究所の研修生(医師)の一人が、その子を2才6ヶ月迄本当に母乳だけでピカピカに賢く育てました。この子の写真が講談社の「究極の免疫学」に載っています。今では他の医者の研修生もいっせいに2才半迄母乳で育てましょうと張り切っています。赤ちゃんが標準より小さいと、医者に脅かされてホルモンを使うように薦められることがありますが、おじいさんやおばあさんに小さいヒトが存在した場合は、ホルモンを使っても赤ちゃん時代に少し大きくなるだけで、育ってしまえば元の木阿弥で小さいヒトとなることがすでに研究発表されています。このホルモンは昔は死んだヒトから取り出したので、やたらに使えなかったので医者も薦めなかったのですが、今は細菌を使ったバイオテクノロジーで大量に出来ますから、医者は赤ちゃんの一生等考慮するいとまもなく、やみくもにホルモン剤を使いたがります。
有袋類のカンガルーという動物をご存知でしょう。赤ちゃんは魚型の胎児(エンブリオ)から哺乳動物型胎児(フィータス)になった時に生まれ落ちます。大きさにして2cmくらいですから、手も足もまだヒレの形をしています。それでもちゃんとハイハイして袋の中のおちちまで登って行きます。この大きさの胎児はヒトでは38日目です。この時にヒトの胎児は脳が完成していますから、その後父母の声を聞いて9ヶ月間胎内で生活します。生まれ落ちた時から間もなくして殆どのことばを理解しますから、うまずたゆまず教え諭して育てることです。母乳で育てると標準よりも早初は小さく育ちます。敗戦後は、これを母乳貧乏育児といいましたが、これが利口に育つための重要ポイントなのです。離乳食でうどの大木のように育つと、ちょうどぶよぶよの相撲とりのように総身に栄養と智恵が周りかねます。離乳食で大きく育てると、最悪のケースが食品アナフィラキシーで死をまねきます。次に軽いのが離乳食てんかんです。1才から2才までに動物性蛋白質を大量に与えると酸素不足の時に癲癇発作を起こします。これも私は3才、5才、19才、24才の症例を完治させることが出来ました。次に軽いのが自閉症で、さらに多動、アトピー性皮膚炎の順に軽症になります。日本人は、この20年間に着実に離乳食で体格だけは欧米人並みになりましたが、同時に米国人よりも確実に阿呆になってしまいました。乳幼児に必要なのは必須アミノ酸・必須脂肪酸・ブドウ糖とミネラル・ビタミンなのです。決して蛋白質ではないのです。こんな事も知らない医者など今では世界中探しても日本だけかも知れません。


第6回  赤ちゃんを冷たく育ててはいけません

赤ちゃんの体温は、耳の鼓膜温度で37℃から37.5℃なければいけません。内耳の鼓膜は呼吸器の内臓の一部ですから、腸の温度と同じで皮膚温よりも少し高くなります。赤ちゃんの体温はどうして高いのでしょうか?赤ちゃんは時々刻々と細胞分裂して生長しています。それで細胞のエネルギー代謝が大人と比べて大変活発に働いているのです。赤ちゃんは約2500gで生まれて1年後には2倍半に増えて約8000gになりますから、平均して1日に15gずつ増えます。3兆個の細胞が7兆5千億に増えるので、1日に1500億の細胞が増殖します。1時間で60億個の細胞が分裂して増えていることになります。
細胞分裂する時には、細胞呼吸を担うミトコンドリアが酸素を使って大量のエネルギーを作り、これを使います。哺乳動物の細胞呼吸を担うミトコンドリアの働きには、温度依存性があって、37~38度で活性化しますが、赤ちゃんの手や足が冷えたり体温が37度以下に下がるとうまく働かなくなります。大人でも凍傷やしもやけは、赤血球以外のすべての細胞の中に存在するミトコンドリアの働きが、寒さで駄目になった時に起こります。赤ちゃんは1分間に約1億個の細胞が増えますから、特に体温を高くする必要があります。そのため、冬眠をする哺乳動物しか持っていない特殊な脂肪(ブラウンファット)が人間の赤ちゃんにもあって、せっせと熱を作って細胞分裂を助けています。この脂肪は、細胞呼吸のミトコンドリアが細胞内にぎっちり詰まっているために褐色を帯びています。この脂肪は副交感神経の指令で体温が常に37度を保つようになっています。下等動物には体温調節の交感神経がありませんから、赤ちゃんも交感神経の発達が悪く、暑い時は汗をかきますが、寒くなるとすぐに手足が冷たくなり、低体温(37度以下)になってしまいます。そうすると腸が駄目になり、緑便になるのです。そしてお腹が苦しいので、うつ伏せ寝になってしまいます。日本の家は、冬は極端に寒く夏も冷房で冷たいため、今の赤ちゃんの着ている着物では、夏でも冬でも手足が常に冷たくなって病気になってしまいます。低体温になると赤ちゃんはおびえて眠れなくなります。体温中枢と睡眠中枢は内臓脳(大脳辺縁系)の同じ部位にあるためです。低体温では、当然アトピー、喘息、尿路感染症、風邪症状が絶えません。赤ちゃんの低体温はそのまま幼児期、学童期に引き継がれて睡眠障害を発症し、不登校や性非行、子供の免疫病につながります。
それではどんな時に赤ちゃんが低体温になるのでしょうか?まず、離乳食を5ヶ月から1歳未満に与えると、緑便とアトピーとともに低体温となります。最近はこの相談は殆どなくなりました。次に母乳が悪いと赤ちゃんはアトピー、喘息、尿路感染、風邪とともに緑便になり低体温になります。悪い母乳とは、母親が低体温(36.5℃以下)でアトピーや皮疹、喘息や腸炎や緑内障等の免疫病患者の母乳です。免疫病は本当に自分の腸の常在菌で発症しますから、この手の母乳はバイ菌だらけなのです。母乳というのは、赤血球の抜けた血液と同じです。母親が歯周病でも口呼吸でも、痔でも膣炎でもバイ菌だらけの母乳になります。最近の赤ちゃん相談室で多いのは、悪い母乳とともに寒く育てる育児法で育てられているアトピー子です。悪い母乳の母親は必ず低体温ですから、子も冷たく育てます。そうすると極端にひどい母乳アトピーになります。低体温のもう一つの原因は赤ちゃんの口呼吸によるものです。
おしゃぶりを家中で父母とともに使って、前後に蠕動運動させて吸い付かせて、同時に教え諭すとすぐに使うようになります。「おしゃぶりをして上向きに眠らないと、一生病気持ちでエビ坊ややエビ嬢ちゃんになるよ」と教えることです。赤ちゃんは受胎後38日で大きさにして30mmのエムブリオ(魚型胎児)期が終わってフィータス(ヒト型胎児)となった段階で脳が完成します。その後体内で約280日間両親の声を聞いて育ちますから、生まれた直後から教え諭すと何でもわかります。おしゃぶりを20個位用意して常に持たせてかじらせるのです。おしゃぶりで噛む力がつくのです。離乳食では噛む力は全くつきません。離乳食とスプーンで丸嚥みと口呼吸が完璧に身につきます。この口呼吸と丸嚥みで三つ子の腸は一生涯壊れたまま哀れな人生を終えることになります。
おしゃぶりは4、5歳まで使わないといけません。棒状のものは危険ですから避けてください。口呼吸の癖がつけば、寝相と片噛みが連鎖して顔がつぶれて、矯正で100万円かかる歯型になってしまいます。最近小児歯科医が口呼吸の弊害と口唇閉鎖の重要性を知らずに、昔のおしゃぶり追放運動を新聞に発表していました。これは60年前のアメリカの迷信です。欧米でこの迷信が追放されたために、彼らは顎がカブトのようにがっちりし、鼻呼吸が徹底しているのです。今や小児科学会でも小児歯科学会でも、口呼吸が小児免疫病の源として「おしゃぶり」の見直しが最も重要なテーマとなっています。
悪い母乳で赤ちゃんがアトピーになったり、体重が増えないケースのご相談が最近増えています。母親の低体温と免疫病や口呼吸以外で、悪い母乳で赤ちゃんに皮炎が発症するケースは、母親がよかれと思って食べる玄米、発芽玄米、五穀、麦(殻ごと)、そば等の雑穀が原因です。これらは性の悪い植物性蛋白質が入っていますから、キムチや明太子、生姜や漢方薬、干物やするめ、ビーフジャーキーをお母さんが食べた時と同様に悪い母乳になります。
赤ちゃんは手足が温かくて機嫌が良くて大声を上げず、黄金色の便で小ぶりでピカピカしてぐっすりと眠れれば子育ては合格です。大きく育てると総身に栄養と知恵が廻りかねます。良い母乳を出すには、母親の体温を37度にして冷たい物を一切口にせず、純白米と煮た野菜と煮たトマトを沢山食べ、加熱した新鮮な魚少々を両側でよく噛み(30回)、そのうえ総合ビタミン剤とミネラルの服用をお勧めします。

第5回 最近の子育て事情―健やかな赤ちゃんは健康な父母からー

西原研究所(健康と美容の医学)の研修医師の子で、今2歳2ヶ月で母乳と不足の時に乳児用のミルクだけで、見事に賢く育っている男児がいます。知能はどう見ても4、5歳はあります。私の赤ちゃん相談室を受けたのは、生後5ヶ月にカボチャを与えて皮膚がただれたためです。母乳に戻すようにしたところすぐに良くなりました。この時、赤ちゃんにカボチャを食べたら病気になったことをよく伝えました。同時にお父さんお母さんの生活を正しました。父母共にノーズリフト美呼吸トレーナー美呼吸テープを使って鼻呼吸で上向き寝(8時間以上の骨休め)にし、両側噛み(一口30回)で食事をするようにし、辛いものやキムチ、明太子、カレーや干物、スルメなどを一切止めてから、ピカピカになり賢くなったのです。5ヶ月時にカボチャでアトピーになってからは、赤ちゃんには常に父親と母親が語りかけて「赤ちゃん先生(西原のこと)の通りにしないと病気になるから、おしゃぶりを使おうね」と言っては、おしゃぶりを父親が「こうして使うんだよ」と教えるとその通りにします。
赤ちゃんは母胎内で父母の言葉を聴いて育っていますから、生れおちてからせっせと話しかければ、すぐに言葉がわかるようになります。今ではおしゃぶりを一度に2つも口に入れたまま話をすることもあります。おしゃぶりはいろいろなタイプを20個も持っています。この子のおばあちゃんは、母乳育児に大反対で、食べさせないと虐待だと言って騒いでいたそうですが、1歳7ヶ月の時に実家に行って壁にかかっている絵を見て、その子が「ゴッホのひまわりだ」と言ったのを聞いてからは、母乳のみの育児法に一切反対しなくなったそうです。1歳になった頃親が食べるのをじっと見ていたので、父親が「今食べると病気になるから、お乳だけだけど、2歳半になったらよくかんで食べようね」と言うと大きくうなずきます。同じ年の子がアイスクリームを食べるのを見て、1歳7ヶ月で「パパが病気になると言ってた」と言って絶対にほしがりません。
今日、日本の赤ちゃんから5歳頃までの子は食べ方、噛み方、寝方、呼吸法、おしゃぶりの使い方(4-5歳まで)、はいはいの仕方を語りかけて教える教育が完璧に不在です。これは文明国では日本だけです。欧米の3歳児に「上向きに寝てごらんとか、パンを30回噛もうね」と言うとその場できちんとしますが、日本の3歳児に教えても、噛み方すら知らずに丸呑みして、嫌がってぐずるばかりです。口呼吸の低体温で腑抜け顔のどうにもしようのないわからずやばかりが育ちます。
先日は、生後3ヶ月で尿路感染症と喘息になった母乳保育の子が8ヶ月になってアトピーで受診しました。さてこの原因は何でしょうか?これは生まれ落ちてすぐに母乳でアトピーになるのと原因が同じで、母親の喉や胃腸や膣の扁桃リンパ組織から血液内に入ってくる汚い雑菌(腸内常在細菌)によって起こるのです。どうして血中に入るかというと、寝ている時の口呼吸と、体温以下の水を飲んだり(特につわりの時のアイスクリームが悪い)、骨休め不足で雑菌が血液に入るのです。母乳保育の赤ちゃんのアトピー、喘息、腸炎、尿路感染は、殆どが母親の汚い腸のバイ菌がお乳に出てくるのが原因です。冷たいミルクや離乳食で起こるアトピーは、赤ちゃん自身の腸内のバイ菌が主因です。赤ちゃんの手や足を冷たくして育てると、腸が駄目になりそれでもアトピーになります。母乳育児の母親や妊娠中・妊娠予定の方は、ともかく鼻呼吸にして口の中と膣を常に清潔に保ち、決して冷たいものを飲食して腸を冷やさないことです。極端な骨休め不足は、受胎後1ヶ月で胎児が内臓奇形になる恐れさえあります。
最近は母乳育児で相談室を訪れるケースが増えています。美呼吸セットによる母親の改善、歯周病の治療と膣洗浄、冷たい物を止めて8時間以上の骨休めを勧めると母乳でアトピーが治ります。さらに積極的に父母の身体を健康にする方法として、人工太陽光線照射療法があります。黒田光線療法研究所(新宿区大久保1-8-18 TEL.03-3200-3276)で治療をしていますが、光健燈を購入して家庭で照射することも出来ます。生理痛で苦しんでいる人が30分間この太陽光を足裏に当てると、紫色の生理が鮮紅色になって生理痛が消失し、元気になります。毎日照射しているとつわりも起きず、高齢出産も高齢妊娠も問題がなくなります。
この光健燈は、1903年にデンマークのニールス・フィンゼンという医者が発明したものです。当時治せなかった皮膚結核をこれで治して、第3回ノーベル医学生理学賞を受賞しました。しかし医学的に何故病気が治るのかが当時わからなくて約100年間民間療法として埋もれていました。私の30年前のミトコンドリアの遺伝子と蛋白質合成と核酸の合成に関する研究から、人工太陽光線が何故生理痛や病気に有効かがすぐに解りました。体内の血液から細胞までの酸素不足を解消し、細胞呼吸を活性化するのが太陽光線です。体内には呼吸蛋白質のヘモグロビンとミオグロビンとチトクロームがあります。これらはすべてヘム蛋白で、太陽光線に当たると活性化して酸素と反応しやすくなります。成長・発育から呼吸、心搏、新陳代謝・運動から消化吸収、排泄の全てに必要なのがミトコンドリアの細胞呼吸で生ずるエネルギーです。従って赤ちゃんからお年寄りまで、健康に生きるには正食と正呼吸(鼻呼吸)、正しい食べ方、正しい睡眠法、正しい姿勢と共に正しく太陽光を浴びることです。赤ちゃんの正食は、2歳半まで原則として正しい母乳です。成長の悪い子、アトピーの子等は育児法の誤りを正して光健燈に当たりましょう。

第4回 「三つ子の腸」は一生涯

 三つ子とは3歳児のことです。ヒトの子は、乳児として2歳半で完成します。昔は2歳半頃を数え年で三つ子と呼んでいました。「三つ子の魂百までも」という言葉は「三歳になるまでにつちかわれた心は、その子が百歳になっても変わらない」ということを言っているのです。実は三つ子になるまでに腸を痛めつけるとその子の腸は一生涯駄目になってしまいます。そして腸が駄目になると赤ちゃんはお腹が苦しいからうつ伏せ寝か横向き寝になるのです。赤ちゃんは、5,6ヶ月になると自分で寝返りをうつことが出来るようになります。この時にうつ伏せ寝の癖がつくと、その子の一生は苦難の道を歩むことになります。
 うつ伏せ寝では、鼻孔が顔の下側になるため鼻腔の血管がうっ血して鼻が閉がり、この時から口呼吸がはじまります。同時に口呼吸とともにアレルギー体質になります。口呼吸の赤ちゃんは、寝ている間に終始風邪を引くようになります。同時に寝相で顔がつぶれ、歯型も歪んで狭くなり、背骨と骨盤も曲がったり歪んだりします。寝相は育ってから矯正することは至難のわざですから、乳児期・幼児期・児童期・青少年期を通じてアレルギー体質で苦しむことになります。
 年頃になれば、容姿・容貌で親を恨むようにもなります。出っ歯、そっ歯と悪い歯並びと腑抜け顔、猫背と横曲がりの背骨(脊椎側弯)、喘息かアトピーで下痢か便秘で腸が駄目な少年少女が育ち、低体温と睡眠の不調に悩むことになります。
どうして今の子は昔の赤ちゃんのように上向きにおとなしく正しい寝相でスヤスヤと眠れないのでしょうか?まず、言えることは、昔の育児法と違って今日の子育て方法が根本的に間違っているということです。どのように育てるとうつ伏せ寝になるかをまず、列挙してみましょう。

1.4,5ヶ月から母乳ないし乳児用ミルク(40℃)以外のものを飲まされたり食べさせられている子
2.36℃以下のミルクやジュースを飲まされている子
3.腹巻をせず手足を冷たくして育てられている子
4.母乳やミルク、離乳食が多すぎる子
5.おしゃぶりを嫌って口呼吸になっている子
6.低体温で口呼吸の母親の母乳で育てられている子

 このように育てると、どうしてうつ伏せ寝になるのでしょうか?赤ちゃんの腸が駄目になり緑便になるとお腹が苦しくてうつ伏せ寝になるのです。赤ちゃんは昔のように着物型のおくるみですっぽりとくるみ、上向きに寝かせれば暖かいのでご機嫌が良くなりスヤスヤと眠ります。日本のように寒い家屋では欧米スタイルのベビー服では赤ちゃんの手や足やお腹が冷えてしまいます。手足が冷たいだけで腸が駄目になるのが恒温性の哺乳動物です。それで哺乳動物だけは体が毛で覆われているのです。寒い日本の家屋では、昔ふうの赤ちゃん用の着物でおくるみのようにしないと寒さでお腹(腸)を駄目にしてしまいます。皮膚と内臓が交感神経で繋がっているためです。早期に母乳ないし40℃のミルク以外の飲食物を与えれば赤ちゃんの腸が駄目になり緑便となります。同時に抗原性のある蛋白質を何でも見境なく吸収してしまうのが2歳半迄の赤ちゃんの腸なのです。そして半年くらい経つと抗体が出来て離乳食アトピーになります。母乳が多すぎても赤ちゃんの腸の消化能力を超えれば腸が苦しくなります。
 赤ちゃんの口呼吸がはじまれば鼻が駄目になり、喉と鼻の扁桃リンパ組織からバイ菌が白血球に取り込まれて体中をめぐり、皮膚と腸を駄目にします。お母さんが口呼吸でも歯周病でも、お母さんの血液中にバイ菌が入り込みお乳がバイ菌だらけになるため、赤ちゃんはアトピーになります。お母さんが常温の水(夏で26℃、冬で14℃)を一杯飲めば、水は胃の小湾を流れてそのまま十二指腸に入り、腸温が2-3℃下がると、5分後にはバイ菌だらけのお乳が出ますから、赤ちゃんは夜泣きをしたり、うつ伏せ寝になり苦しがります。母親がキムチや明太子を食べた後にお乳を与えれば、赤ちゃんは一晩中夜泣きをするうつ伏せ寝の子になります。アトピーだらけの母親の母乳を飲めばアトピーになるとともに夜泣きとぐずりとうつ伏せ寝になります。アトピーは喉や腸の扁桃のリンパろ胞から白血球内にバイ菌が取り込まれて体中を血液に乗ってバイ菌がめぐり皮下組織で消化され不消化によって皮膚病変を発症するのが本態です。アトピー性皮膚炎の親の母乳は、母親の大量の大腸菌に汚染されているのです。
 これでうつ伏せ寝の赤ちゃんは、まるで乳児が虐待されたように非道な目に遭って育てられていたことがよく解ったことでしょう。これが20数年も前にアメリカで追放されたスポックの育児法なのです。
 それでは寝相を正して誤った子育てを正すにはどうすれば良いのでしょうか?まず赤ちゃんの育て方を抜本的に正す必要があります。室温を25℃にして、すっぽりと温かく赤ちゃんをくるみます。これだけでぐずっていた子はおとなしくなります。汗をかいたら着替えさせます。母乳もミルクも充分に温かいものを適量与えます。低体温の母親は37℃の体温にし、口呼吸を鼻呼吸に改め、母親が42℃-50℃の乳児用ミルクを沢山飲んで下さい。そして良い母乳が出るようにまっ白なごはんと煮た野菜と加熱調理した新鮮な魚少々を1日5回くらいに分けて一口30回くらい良く咬んで食べるのです。玄米や魚の干物や肉は決して食べてはいけません。赤ちゃんにはおしゃぶりをさせて、ふわふわ枕か赤ちゃん布団の上に上向きに寝かせて、お父さんとお母さんが両端をつかんで、揺りかごのように「らくちん、らくちん」と言ってゆすぶります。おしゃぶりをしない子には、お父さん用とお母さん用のおしゃぶりを用意して、皆でおしゃぶりをしている所を見せながら、赤ちゃんの口に入れて前後にゆすります。うまずたゆまず赤ちゃんをゆすって上向き寝にして育てましょう。
 赤ちゃんは、いつもニコニコと機嫌良く、手足が温かく、鼻呼吸で上向き寝、黄金色の便を1日1~2回、これだけをたよりにして育てれば良いのです。人の浅知恵で乳児期に離乳食のポイゾン(毒)を与えれば、三つ子の腸はこわれてうつ伏せ寝がはじまり、その子はこわれた腸によって起こる免疫病で一生涯苦しむことになります。日本国民は一刻も早く醒めなければなりません。


第3回 子育ての危機

 わが国は今、開闢以来未曾有の国難に遭遇しています。国運が衰退の一途をたどっているのです。23歳以下の若者の五分の四程が無気力、低体温、低血圧で口呼吸、丸嚥みで睡眠不良に陥って、下痢か便秘で腸が障害を受け、アトピーか喘息か何らかの免疫病を患っており、頭がぼうっとして活力を失っています。顔がいびつに歪み、顔色不良で、出っ歯か反っ歯で、猫背で脊柱側弯の横曲がりで骨盤も歪み、見る影もありません。これが、昭和55年に厚生省によって100%導入されたスポック博士の育児法の誤りによる悲劇的な成果であることを、厚生労働省をはじめとする小児科の医学者や一般の小児科医が全く知らないという現実がわが国民のおろかさと悲惨さをいっそう際立たせています。
 離乳食を5ヶ月から与えれば、その時は何とかしのげても、20歳頃までには腸が駄目になり、使い物にならない若者が出来上がります。すでに再々述べていますが、お乳しか与えてはならない吸啜の時期に、スプーンで固形物や流動物を与えると、必ず口呼吸と緑便とうつ伏せ寝になります。お乳以外のものを消化出来ないために腸が駄目になり、お腹が苦しいからうつ伏せ寝になり、消化不良で低体温となります。先進文明国へ行っても、こんなへなへなの若者はどこにも見当たりません。今やわが国の名物となってしまいました。学力も中・高生でアメリカの三分の一です。離乳食で頭の回転が緩やかになってしまったのです。中学の給食後に体温を測定すると35.5℃です。4℃の牛乳を飲ませるからです。校長先生に言っても牛乳を温めるすべはないそうです。つまり出来上がっている制度を流すことだけが先生にとっては大切なことで、子供の健康は二の次なのです。小・中学生で性非行に走る少年少女を調べると決まって低体温で、うつ病傾向があります。
 先日文部科学省の米田副大臣と厚生労働の鴨下副大臣に会って現状の危機的状況を訴えたところ、よく了解され、現状の深刻さをよく認識されました。しかし母子保健課長を紹介されて話しますと、どうすることも出来ないそうです。正しい見解を持った小児科医学会の実力者を呼んできてくださいとのことでした。現実には小児科医学会は、いまだに20年前からスポック博士を盲信している迷信医学者で固まっていますから、どうすることも出来ません。行政府の実力者が誤りに気づいても、自ら政府の作った端末の法律「母子健康手帳」を自らの手で改めることが出来ずに手をこまねいています。わが国は、明治開国以来このような法改正の手法を輸入することを度忘れしていたのです。江戸時代に機能していたことが、近代化で忘れられています。
 最近の症例を3つ示します。顔が赤くただれて血のにじんでいる7ヶ月のおしゃぶりをしない赤ちゃんが、母親に抱かれて相談に見えました。生後まもなく母乳でアトピーとなり、ステロイドホルモン剤を塗布しても無効でした。母親もひどいアトピーで皮膚が褐色で、35.5℃と低体温です。
 恒温性の哺乳動物は1℃~2℃ 腸温が下がると、腸扁桃のバイエル版のM細胞からばい菌と抗原性蛋白質がどんどん血中に吸収されます。低体温でなくても常温の水(夏で26℃)をコップ一杯飲んだだけで、5分後にはばい菌だらけの母乳が出ます。また、母親が明太子やキムチを食べれば、5分後には苦いお乳が出て、それを飲んだ赤ちゃんは一晩中夜泣きします。乳首をよくかむ子は、このようなばい菌だらけのお乳や苦いお乳を怒って拒否して噛むのです。35.5℃ の低体温の母親のお乳は、腸内の大腸菌やらバイ菌で大量に汚染されているから、それでアトピーになり、ステロイドも無効なのです。当然赤ちゃんは手足も冷たい低体温児となります。体温も細胞呼吸のミトコンドリアでエネルギー物質と共に発生しますから、親の腸の汚いバイ菌で赤ちゃんの体中の細胞が汚染されて細胞呼吸が駄目になると、低体温になります。この子も36.0℃でした。当然苦しいので泣きわめいて眠りません。おしゃぶりを与えて手足を温めるだけで、この子はぐっすり眠るようになり、母乳をバイ菌のいない乳児用ミルク(アイクレオ)にし、厳密に42℃で与えるとすぐに顔の赤みがなくなり、眼が生き生きしてきました。
 ニューヨークから里帰りの時に7ヵ月の子が顔を赤い斑点だらけで相談に来ました。5ヶ月からニューヨークメディカルセンターの小児科医の指導で離乳食を始めて、おしゃぶりを愛用していましたが、顔にアトピーが出ました。1ヶ月間小児科医のもとでステロイド軟膏を塗布し、埒があかないので皮膚科の専門医を紹介されました。皮膚科医ではただの皮膚の感染とのことで、おしゃぶりがただれの元としてはずし、抗生剤とステロイド剤が出ました。結果のほどを聞くと、当然無効でした。アメリカも乳児ボツリヌス症事件当時の小児科医とは大分様変わりして、殆ど日本の医者と同様になりました。これは、その頃から出来た「自己・非自己の免疫学」で世界中の医学が壊れてしまったためです。このむずかっている赤ちゃんに、おしゃぶりを復活させ、常温のミルクを与えていましたので、42℃にして与えたところ、おとなしくなるとともに5分後には顔の赤みが消失しました。手足もむき出しで、常時緑便とのことでしたので、手足を温めました。手足の冷えと緑便とうつ伏せ寝は、セットで起こりますから、ゆりかごのように上向き寝にして、ゆすって手足を温めれば緑便は治ります。
 次の一例は5ヶ月でかぼちゃを与えて皮疹ができた子で、この段階で私の相談を受けた医者の子です。よい母乳から指導したところ、小ぶりでぴかぴかで今1才7ヶ月になりますが母乳のみで、時に不足分を42℃の乳児用ミルクでおぎなって育てています。親が驚くほど頭が良くて、食事の時も「今は『お乳』だけにしないと病気になるからね。」と父親が言うとおおきくうなずくそうです。おしゃぶりも大好きで2つも一時に口に入れて、本をよく読み、漢字も良く覚え言葉も良く出ます。小児科医にはおしゃぶりを使わずに離乳食を5ヶ月から与えていることにしているそうです。受診の度に小児科医が「驚くほど良く育ったのは、離乳食をよく食べるからですよ。母乳ではこんなによく育たないんですよ。」ととくとくと母乳のみで育てている母親を諭すそうです。
 これほどまでに今は世界中の小児科医が壊れてしまいました。赤ちゃんの脳の発達には必須アミノ酸は不可欠ですが、抗原性のある蛋白質は2才半まではポイゾン(毒)です。小ぶりでピカピカに育てれば、総身に知恵と栄養が廻りかねることはありません。力士のように大きく育てるとアトピーだらけで頭の回転がゆっくりとしたウドの大木型低体温児が育ちます。5、6年前に問題となった17才やもっと以前の神戸の14才、最近の九州の13才の男子や渋谷の12才の少女達も、5ヶ月離乳食による低体温の犠牲者です。また35才前後の子殺しや、幼児の虐待者も、小学生の大量殺害者も、昭和41年に翻訳されたスポック博士の育児法で育った低体温による人格の崩壊です。低体温では、身体中が腸内細菌に汚染され、男では少年期から冷血漢になり、女では少女期から発情して性の非行に走ってしまいます。
 そして今、わが国の指導者は、国民の身体を守るはずの医学がほぼ完璧に壊れてしまったことを教えても、知ろうとしないで放置しています。国民一人一人が正しく生きる道を自分で勉強して掴むしかありません。

第2回 赤ちゃんとお母さんお父さんの夏の生活について

 0歳の赤ちゃんのご相談から85歳の方の診療までを行っていると、共通している特徴が「口呼吸」と「低体温(36℃以下)」であることに気づきます。今、わが国では赤ちゃんの手足を冷たく育てましょうという誤った育児法が普通に行われています。子供も大人もアイスクリームや4℃のペットボトルの水やお茶、ジュースやビールのとりことなって腸を冷やして低体温になってるのです。腸が冷えるとバイ菌や抗原性のある蛋白質がパイエル板からどんどん血液に吸収されてしまいます。妊娠中に冷たい物中毒のお母さんの子は、胎児のときに抗原性のある蛋白質で体が作られていますから生まれてすぐに母乳でアトピーになります。母乳で育てているお母さんが冷たい物を飲むと、5分後にはバイ菌や抗原性のある蛋白質の入ったにがいおちちが出ます。またひどい「口呼吸」やひどい「歯周病」、「おりもの」の多いお母さんは、血液もおちちもバイ菌だらけになります。にがいおちちを飲まされた赤ちゃんは、アトピーで低体温で不機嫌で手足がつめたくて緑便か便秘になります。また、手や足を冷たくしておくだけでも赤ちゃんは緑便となり、アトピーにもなります。5ヶ月から離乳食をはじめると丸のみで口呼吸で緑便で手足のつめたい低体温の子ができます。冷房も親子ともども自律神経の不調の原因になります。皮膚と内臓は自律神経で 繋がっていますから、皮膚を冷やすとすぐに肺や腸や鼻・喉、膀胱が駄目になります。赤ちゃんの正しい育て方のこつは、冬でも夏でも常に温かくして、機嫌よくニコニコして、便は金色で1日1回~2回で、おちちや純白米のおもゆを2才頃迄乳首型の哺乳びんで与えて舌をきたえることです。早い時期に(2歳前に)スプーンやコップ、ストローを使わせて、固形物を与えると、完璧な口呼吸で噛めない丸のみの低血圧低体温の子が出来ます。離乳食が早くてもアトピーにならない場合もありますが、多くの赤ちゃんが緑便か便秘で低体温で、小学生の頃から腸がこわれ睡眠が不調となり、学力がアメリカの3分の1しかない現代流の中学生に育ちます。診療所に顔がただれて血 もにじむほどひどいアトピーの7ヶ月の子をつれたお母さんが受診しました。母乳だけで育てていますが、生まれてすぐにアトピーでステロイド剤ももう効かないそうです。お母さんの顔色も赤く、体温を測ると35.5℃です。赤ちゃんの体も冷たくて不機嫌でむずかってばかりいます。まず赤ちゃんを温かくし、お母さんの体温も高めなければいけません。冷たい物を止めてすべてを温かくして湯たんぽでお母さんも赤ちゃんも温めると、急にすやすやと眠って良くなりました。低体温の母親の母乳は、バイ菌や抗原性のあるきたない蛋白質に満ちたにがいおちちです。こんなおちちを飲めば赤ちゃんはひとたまりもなく重度の皮膚症状を呈します。おちちとして腸から入ったきたない抗原やバイ菌は、赤ちゃんの白血球につかまえられて皮膚まで血液に乗って、 巡って行くと、発生過程の初期に外胚葉であった皮膚・脳・神経(眼・鼻・耳・触覚)を支える間葉組織内で白血球がきたないバイ菌をじっくりと始末して汗と尿の元にするのですが、抗体がすでにできているとこの消化がうまく行かなくてかゆみ物質を作ります。お母さんはつわりがひどく、医者のすすめで冷たいジュースやアイスクリームだけで しのいだそうです。赤ちゃんも低体温ですから、母子ともどもよく眠れないで腸も親子ともどもこわれてしまっています。どちらも下痢(赤ちゃんは緑便)か便秘になります。あまりひどい母乳の場合には乳児用のミルクを40℃で与える方が早くよくなります。与えるおちちが36℃以下になったら温めないと駄目です。赤ちゃんも大人も、体を冷やすとよく眠れなくて不機嫌でアトピーだらけになり、頭の回転がゆっくりとしてしまいます。早期に離乳食を与えると、子は大抵口呼吸の低体温児に育ちます。中学生・高校生になると冷たい水しか飲めない子になってしまいます。低体温の子は必ずといっていいほど、口呼吸で低血圧で、睡眠がでたらめで、腸が不調になります。夏も冬も冷たい物がすきで、手足や腹をむき出しにしてクーラーにひたって体を冷たくすると頭がぼうっとなって疲れやすく、胃腸が痛くなります。熱い時に充分に汗をかかないと腎臓がくたびれて冬にカゼをひきやすくなりますから注意しましょう。今私のところに受診する現代医療から見はなされている難病の多くの35歳以下の患者さんは、子育ての誤りでアメリカ式に離乳食を早くから食べさせられて育った人です。小学校からトランペットをやって、短時間睡眠で25歳頃から膠原病になり、網膜剥離で手術まで受けても視力が回復しない人が、体を温めて口呼吸を鼻呼吸にして白血球の力をつけると視力まで回復します。これは網膜剥離ではなくて皮膚のただれが網膜におこっているだけだから、アトピーを治せば眼まで治るのです。夏に向って母も子も父親も体を冷やしてはいけません。クーラーは特に気をつけましょう。赤ちゃんは交感神経が未発達ですから皮膚を冷やすと腸がすぐに駄目になります。常に手足をおおって汗をかいたら、着がえましょう。ただし暑い所でのがまんは禁物です。熱中症で大変なことになります。飲み物で体を冷やすのではなくて皮膚から冷やしましょう。常に体温を37℃に保つことです。母乳とおしゃぶりを徹底させてすこやかに育っている2歳半の子の顔がなんとなく不機嫌なので、お母さんにキムチかめんたいこを食べるでしょう?とたずねたら好物でよく食べるとのことでした。トウガラシを食べると5分後には赤ちゃんが不機嫌になる物体がおちちに出て、ひどい場合には一晩中夜泣きしますから注意しましょう。赤ちゃん相談室をやっていると、お父さんとお母さんの口呼吸・寝相・片噛みと冷たい物中毒、噛まない食べ方、食べ物の不適当、睡眠不足・骨休め不足で治療が必要なケースが沢山あります。エネルギーの大切さに目覚めて生き方を正しましょう。

第1回 おしゃぶりと赤ちゃんの風邪について

 赤ちゃん相談室を始めて2年になりますが、相談内容がずいぶんと変わってきました。離乳食アトピーで大混乱の2年前とはだいぶ様子が違います。
5ヶ月から離乳食をスプーンで与えると口呼吸と緑便になり俯せ寝とともに手足が冷たい風邪ひき赤ちゃんになります。そして大人になっても丸呑みで低体温になり、一生涯病身となることが、この2年で大分よく知られるようになりました。
 母乳で育てても生まれた直後から、 おしゃぶりを併用しないと、おしゃぶり嫌いの子になります。本来ヒトの子は、1歳頃からしか口で呼吸できないはずですが、スプーンやストローを早くから使わせると、5、6ヶ月から口呼吸を覚えてしまいます。
 口で呼吸できる哺乳動物は、1歳以後の人類だけです。これは600万年前ごろから、口を食べること以外にしゃべることに使うようになったためです。それでのどと鼻後部のつながりが縮んで離れて話しやすくなりましたが、同時に口で呼吸が可能となってしまったのです。これは哺乳動物では、あってはならない体の構造欠陥です。
赤ちゃんの風邪と鼻づまりは、殆どが寝ている時の口呼吸で起こります。口呼吸では、喉と肺から常在菌という無害の好気性菌(酸素の好きなばい菌)が血中に入ってしまうと、いくら離乳食のポイゾン(毒)となる蛋白質を与えなくても、アレルギーマーチがこのバイ菌によって起こってしまいます。おしゃぶりを有効に使えばこの口呼吸が完璧に防止できます。