西原ワールド アート医研

【ノーズリフト】眠りの状態について

Q. 何時間寝ても起床時から眠く、1日中頭がボッーとしています。眠りの状態が良くないと思っています。日中活動時に眠くなることが多いので困ります。
A. これは正に睡眠中に口呼吸になっている典型です。何時間睡眠をとっても、日中活動時眠くなることが多いのは、睡眠中、脳の血中の酸素濃度が下がり、その度に目覚めるからです。つまりぐっすり眠れてないわけです。鼻呼吸の場合は、副鼻腔のひだで充分酸素を摂取します。口呼吸になると酸素の量は格段に減ります。つまり鼻呼吸と口呼吸では質が全く違います。睡眠時に、鼻呼吸の場合は舌先が吸い付いて舌が気道に落ち込みませんが(唾を飲み込むごとに、口の中が陰圧になり舌が上顎に吸い付きます)、口呼吸の場合は舌根が気道に落ち込みます。これが睡眠時無呼吸症につながります。通常は、血中の酸素濃度が下がると、息苦しく何度も目覚めます。過度の疲労や、極端な短時間睡眠の時は目覚めせず事故につながることがあります。とにかく鼻呼吸にしてください。ノーズリフトを使用して空気を確保し、美呼吸テープで口を閉ざして寝てみてください。