西原ワールド アート医研

【おしゃぶり】歯並びが悪くなる?

Q. おしゃぶりをすると歯並びが悪くなるとか出歯になると歯医者さんに言われます。

A. おしゃぶりによって鼻呼吸が正しく習得されていれば、永久歯はきれいに生えてきます。

赤ちゃんによっては、開咬といって上の歯と下の歯の間に隙間が開くことがあります。
おしゃぶりの使用は、鼻呼吸の習慣付けとともに、咬む力も発達させます。2歳半になって幼児食の純白米のおかゆと煮た野菜を食べ始める時に、口唇を閉ざして30回咀嚼させていくうちにたいていは自然に治ってしまいます。これも親がお手本を示さないと子は咀嚼できなくなります。少し開咬が続いてもおしゃぶりをして上向き寝にダウンふわふわ枕で正しく眠れば、頭の型も良くなり歯型もほぼ理想的な弧を描き、5-6歳で生え変わる時に完璧に治ります。口呼吸が身についていると開いた口の通りに永久歯が生えてきます。口呼吸ですから食事もクチャクチャと食べます。食べ物は、口の中が陰圧にならないと飲み込めませんから、舌先を上の歯の付け根にあて飲み込みます。食べ物を食べるたびに舌先で上の歯を押すわけですから、時間とともに歯が開いてきます。歯科矯正が20から80グラムで行われていることからも分かるように歯は横からの力には大変弱いのです。

また、おしゃぶりを使わず、横向き寝・うつぶせ寝では重い頭が赤ちゃんのヘナヘナの軟らかい顎骨の歯に作用すると、歯型が簡単につぶれて歪み、生え変わる頃にはひどいことになります。中学・高校の頃になれば、100万円かかる歯列矯正が必要となります。ついでに脊椎も腰骨も曲がってしまいます。 2、3歳でしたら両親がおしゃぶりをくわえれば、その場で使うようになります。いやがってもダウンふわふわ枕の上に上向きに寝かせて、揺りかごのように「楽ちん楽ちん」といって両側から揺すれば、すぐに上向き寝になります。揺りかごとおんぶとだっこを廃止して、寒い西洋服にしたために寝相もでたらめになってしまったのです。寝ながら、おしゃぶりを前後に揺すって動かすと、蠕動運動をしてすぐに吸いつくようになります。