西原ワールド アート医研

【離乳食】離乳食で肌荒れ

Q. 離乳食を5ヶ月から始めましたが、肌荒れが悪化しています。

8ヶ月の男の子がいます。生れてから2ヶ月は母乳とミルクの混合でやっていましたが母乳の出がわるく以後ミルクになりました。小児科のアメリカ人医師の指導の下離乳食を5ヶ月から始めました、その後6ヶ月検診でソフトな豆腐、ヨーグルト等を与えても大丈夫と言われ息子が喜ぶものでヨーグルトを頻繁に与えていました。肌荒れが始ったのはその頃でした。当初は特に気にすることも無かったのですが7ヶ月に入り一行に良くなることなく悪化しはじめました。左頬・顎先が真っ赤になり黄色い汁が常に滲んでおりとても痒いようです。
担当の小児科医に度々通いましたがその度飲み薬とステロイド剤を含む塗り薬を処方され良くなることなく1ヵ月が過ぎたところで皮膚科の専門医を紹介されました。診断結果は”歯が生える時期で顎がむず痒いのでかいてしまうこととオシャブリの与え過ぎで常に頬・顎が湿っている状態にオシャブリの淵が擦れて皮膚が炎症を起こしている”との事でした。この日をさかいにオシャブリの使用をやめました。また入浴方法や使用する石鹸についても指導を受けました。その後頬と顎先の荒れは小康状態なのですが顔全体がカサカサで赤くなりはじめ腕や足に赤いボツボツが出はじめております。

A. 私は基本的に赤ちゃんの離乳食は腸の完成後からをお勧めしています。

赤ちゃんにとって母乳に勝るものはないのですが、乳児用のミルクの場合、与える温度など気を付ける必要があります。 便の具合はどうですか?もし緑便であれば40度から41度にしてみてください。 また、肌が冷えるといろいろなトラブルの原因なります。足先をいつも暖かい状態に保つと、もう少し肌の症状が改善されると思います。
ステロイドは一過性によくなっても、抜本的な解決にはなりませんので、お勧めいたしません。おしゃぶりは頬や顎の炎症が治まったら再度お勧めします。口呼吸でも顔や頚にアトピー皮炎が発生します。
抗原性のあるものを避けると口の周りの炎症も、食品アレルギーが引き金となっていると思われますから、徐々に治まって来ると思います。
体重が不明ですが、殊に赤ちゃんの場合、体重、排便、呼吸、栄養状態に問題がなく、ご機嫌がよければが基本的には問題ありません。おそらく、便秘か下痢、緑便でが多かったのではないでしょうか。
アメリカでも早い離乳食とステロイドの使用が医師の指導とのことで少々驚いています。