免疫力の鍵をにぎるのはミトコンドリアだ。
冷たいもの中毒と口呼吸と睡眠不足が、
現代日本人の体をむしばんでいる。
身体を総体的にとらえる、新しい免疫学のパダライムから、
難病・慢性病の治療法が見えてきた。
難病といわれる免疫病の多くは、日本が
先進国文明の仲間入りをしてから急増しています。
口呼吸に加えて、過労や、身体を冷やす生き方が蔓延しています。たとえば、身体が冷えると細胞のミトコンドリアの活動ができなくなり、新陳代謝(リモデリング)がうまくいかなくなり、全身で不調が起きます。逆に、身体をきちんと温かく保てば、全身のミトコンドリアが生き生きと活動し、新陳代謝がスムーズに行われます。
健康に生きるためには、生き方を改めましょう。正しく呼吸し、正しい食べ物をよく噛んで食べ、より眠り、正しくエネルギー摂取して生きて行けば、健康生活が手に入れられます。—–西原克成
講談社インターナショナル/¥1600(税別)/2004
渡部昇一氏ご推薦
西原先生は人間を全体として
理解しておられる、稀な医学者である。
すべての難病と究極的なかかわりのある免疫力についての
今回の御著書は、医学界への警鐘であり、
患者にとっての暁鐘であると思う。